仙台に次世代基幹物流施設 30年代前半が目標、覚書締結

 トラック運転手の残業規制で物流が滞る「2024年問題」を乗り越えようと、仙台市や三菱地所など3者は7日、自動運転トラックを受け入れ可能な次世代基幹物流施設の実現に向け覚書を取り交わした。30年代前半、仙台南部道路の長町インターチェンジ(IC)に近い仙台市太白区での完成を目指す。三菱地所による同様の計画は京都府城陽市に次ぐ2例目。

 次世代施設はICに直結し、特定の条件下で無人運転が可能な「レベル4」の自動運転トラックと地域配送トラック間の荷物積み替えを、人工知能(AI)で効率的に行えるようにする。

 仙台の建設予定地はJR仙台駅から十数分の距離で、広さ約11万平方メートル。

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