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今回はCampFire Studioがデベロッパーを、Qooland Gamesがパブリッシャーを担い、2024年5月31日にSteamにてWindows PC向けに早期アクセスリリースした『Soulmask』をご紹介。
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『Soulmask』とは?
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本作は、ひょんなことから仮面の力を得た主人公が、その謎めいた力を用いて自身の部族を大きくしていくサバイバルクラフトゲームです。時に優しく時に厳しい大自然の中で生活の基盤を整え、技術を習得し、仲間を増やしていきましょう。オンラインプレイも可能で、公式サーバーでは最大50人までのプレイヤーと一緒に遊ぶことができます。
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早期アクセスとはいえ、遊べる要素が多い本作……。本稿では、「広大なマップに放り出される序盤」のあるタイトルに挫折しがちな筆者が、本作ソロプレイにおける序盤の立ち上がりをいかにして楽しく乗り越えたか、そんな部分に焦点をあてて紹介してまいりましょう。
操作・設定・言語について
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本作の操作系はキーボード&マウスに対応しています。コントローラーを繋いでも一応操作はできるものの、個人的にはショートカットキーの利便性から、前者の方が遊びやすかった印象です。
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その他設定項目については、オーソドックスな項目が並びつつ、画像(グラフィック)については細かく調整が可能でした。
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なおテキストは日本語に対応。一応の翻訳はされているものの、ところどころ名称が一致しておらず、チュートリアルで「お目当ての項目が見当たらない……!?」と詰みかける場面があったのが小さなマイナスポイント。ここらへんは今後のアップデートに期待ですね。
本編開始
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トップ画面からシングルプレイ、そしてニューゲームを選択します。「個人ゲームを作成」し、その際に難易度カジュアル、イージー、ノーマル、ハード、マスターそしてカスタムの中からひとつを選びましょう。今回はゲーム側のおすすめにしたがって「ノーマル」を選択しました。
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カスタムでは、物凄く細かいところまでワールド設定が可能です。この『Soulmask』の世界で快適に遊びたい場合はカジュアルにしつつ、ある程度システムに慣れたらカスタムにして、より自分好みの世界に仕上げていくと良いかもしれませんね。
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そんなこんなでオープニングムービー。どこぞの蛮族主催の奇祭に生贄としてとっ捕まった我らが主人公、そのキャラクリ画面からスタートです。
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サイズや色など「程度」の調整くらいで、身体の各部位のパターンは全体的に少ないですね。とはいえ、ガッツリ作り込めるとそれはそれで選択肢の多さから本編開始前に燃え尽き症候群に陥りかねませんし、こと本作においてはこれくらいの幅が良いのかもしれません。
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そんなこんなで蛮族キャンプから辛くも逃げ出して迷い込んだ先の遺跡にて仮面の力を手に入れた我らが主人公スパくん(たったいま決めた設定)。
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原始時代、未開の土地に拓かれたインターネット(?)で悪さをした結果とっつかまって生贄にされていた(という設定)彼は、この偉業の力を手に入れて一体どのような人生を歩み始めるのか。
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やって参りましたのは南国ビーチ。それまでの鬱蒼と生い茂る蛮族フォレストから一転して潮風が心地よい浜辺です。
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ここからは画面左上のチュートリアルに従いつつ本作のイロハを学んでいきます。UIは、サバイバルクラフト系のゲームでよく見かける、中央下部に装備/ アイテムスロットというデザインですね。
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さっそくチュートリアルを無視してヤシガニへ挑みかかる我らが主人公。決してふざけているわけではなく、このとき彼を操作していた筆者は割と真面目に「食料確保が急務である」とマウスの攻撃ボタンを連打していました。人の話を聞け。
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リスポーンして、自分の死体から所持物を回収すると、近くに焚き火を囲む追放者たちがいました。彼らはのちのち仲間になり得る人材です。なお画像の筆者は収納箱が気になり開けようとするも、彼らの目があるためNG判定でやきもき中。
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その後、ヤシガニをこの2人にけしかけて始末を試みるも返り討ちに遭い、ふたたび三途の川を渡るはめになったのはここだけの話です。
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気を取り直してチュートリアルを確認しまs
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チュートリアル中に私を殺すな。ともあれ、本作の基本的な流れとしては、「生活基盤を整える」「拠点を作る」「仲間を集める」が軸となっており、各要素のバリエーションを広げるために「仮面の力」と「知識と技術」をアンロックし、最終的には自分の部族を発展させることが目標へとなっていきます。
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まずは生活基盤を整えるということで、そのへんに落ちていた石と枝を組み合わせて道具をこしらえ、リスポーン地点周辺に生えている草木を伐採していきます。これら装備品には耐久値が設けられていますが、すぐ壊れて作り直し……ということは無く、不便には感じませんでした。製作素材も入手しやすいものが多いですしね。また、1回の操作入力につき複数の素材アイテムが多めに入手できるので、ここらへん操作していて結構気持ちが良い部分です。
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やっぱり先程の追放者二人組が気になったので、紐付きの投げ槍を握り夜半に襲撃する筆者。戦闘まわりの設計(パラメータ調整)の体感は結構大味で、開始直後はこちらの攻撃力もしょっぱいので石系の双剣武器が手に入るまでは、迂闊にちょっかいを掛けないほうが良いと思います。
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ただしこの投槍は遠距離から相手に突き刺して、引き寄せるという2段階攻撃という設計なので、安全圏からヒット・アンド・アウェイ戦法を得意とする筆者にとって大変相性の良い武器でした。
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とはいえ、戦闘の消耗に対して実入りは少ないこともしばしばなので、やはり人間との不必要な戦闘は避けたほうが良いでしょう。
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その代わり野生動物は、そのまま食料確保など生存につながるので狙ってみても良いかもしれません(ヤシガニとの死闘からは目をそらしつつ)。
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ゲームのガイドに従いつつ、このままどんどん素材を集めていきます。
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同時に「知識と技術」も進めて拠点となる土台が完成!
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焚火の置き場所は少し間違ったかもしれません。ともあれ、こうして部族への第一歩となる生活基盤が整い始めました。まだまだ先は長いですが、仲間を集めるべくもう少し快適な拠点作りを……
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仲間が来ました。展開が早い……!
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とりあえず仲間には、指示を与えて作業を行わせることができます。いわゆる「自動化」ですね。もちろん同行させることもできますが、死亡したらそれっきり(筆者の環境でのみ発生したバグとかではなさそう……?)だったので、拠点まわりの素材アイテム採集をお願いします。実際問題、筆者が探索やら何やらであちこち出歩くので、並行して別の作業を拠点で行ってくれる人間がいたほうが大助かりですしね。
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さてある程度進めると、仮面の力を使う場面も出てきます。画像は森の奥地にある神殿に忍び込もうとしている筆者。
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当然こういった場所には、他の追放者がたむろしているので、まずは友好的に声をかけて仲間となるよう勧誘を試みます。
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ある程度弱らせてから仮面の力による「威圧」を行うことで、仲間に引き入れることができます。洗脳とも言います。
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神殿には仮面を修復して本来の力を取り戻すための装置が置かれています。
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こうした仮面の力については、知識と技術のアンロックと同様、生活を助け部族を発展させるという意味において、非常に重要な項目です。アンロックには神殿施設が、そしてその周辺に落ちている特別な素材が必要になるので、可能な限りマップを探索して神殿に向かうと良いでしょう。
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以降は、前述までのプレイを繰り返して部族強化、施設拡充を目指していくことになります。その過程でアンロックされる要素はとにかく多く、割と途方に暮れていました。ただし、こういったサバイバルクラフト系のゲームで序盤に挫けがちな筆者が、ひとまずの区切りまでプレイできたのは、ひとえにチュートリアルおよびガイドがよく機能していたからだと思います。
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もちろん早期アクセス故に、細部がまだまだ荒削りなことも多いですが、本作における面白さのコアである「生活基盤を整える」「拠点を作る」「仲間を集める」の3つの要素がブレていないので、安定した楽しさを感じさせるプレイフィールでしたね。