タイに「アジアの覇者である日本の影が見え隠れ」 W杯予選で対戦の中国解説者が絶賛

中国と対戦したタイ代表【写真:ロイター】

タイと対戦した中国、解説者が日本を引き合いに強さを強調

中国代表(FIFAランキング88位)は6月6日、北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選グループC第5節でタイ代表(同101位)と対戦し、1-1のドローに終わった。後半に追い付いた展開だったが、現地メディアは対戦国に“日本の影”を見たようだ。

中国はグループCで2勝1分1敗の戦績のなか、タイとホームで対戦。前半20分にタイのMFスパチョーク(北海道コンサドーレ札幌)に先制点を許す。その後なかなか追い付くことができなかったが、後半34分にFWチャン・ユーニンの一発で反撃し、1-1のドローとなった。

中国の大手スポーツメディア「新浪体育」は「負けなかったのは幸運だった」と、母国解説者の言葉を紹介している。解説者のハン・チャオシェン氏は「タイにはすでにアジアの覇者である日本チームの影が見え隠れしている」と、アジアでFIFAランキングトップ(世界全体18位)の日本を引き合いに相手国を称えた。

現状「中国の突破条件は楽観的ではない」と、現在グループCの2位に位置する母国代表の今後にも言及。「韓国との最終戦は勝たなければならない。そうでなければ、次のW杯に向けた準備のための代表チームになってしまう」と11日の首位韓国との決戦に焦点を向ける。最後には「頑張ってほしい」と代表チームにエールを贈っていた。(FOOTBALL ZONE編集部)

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