四国地方の天台宗の寺で長年、性暴力を受けたとして、60代の住職らの僧籍はく奪を求めている50代の尼僧叡敦(えいちょう)さんが7日、京都市内で記者会見し「宗教内の性被害への理解が不十分だ」と話した。調査が不適切だとして、天台宗側に第三者委員会の設置を求める上申書を提出したという。代理人の佐藤倫子弁護士によると、天台宗務庁(大津市)で同日、担当者が叡敦さんから2度目となる聞き取り調査を実施。叡敦さんは、男性の担当者に詳細な被害を話す負担にも言及。「公正な調査とは思えない。ただただ残念に思う」と声を落とした。
【速報】尼僧 第三者委設置を要望 天台宗の性被害調査「公正と思えない」
- Published
- 2024/06/07 21:14 (JST)