サウスゲート監督がマディソンやグリーリッシュが選考漏れした理由を明かす 先日のボスニア・ヘルツェゴビナ代表戦が影響か

写真:6日、FAはイングランド代表の最終メンバーを発表した©Getty Images

ギャレス・サウスゲート監督は、ジェイムズ・マディソンやジャック・グリーリッシュらが、UEFA EURO 2024(ユーロ2024)本大会のメンバーから選考漏れした理由を明かした。イギリス『Sky Sports』電子版が伝えている。

イングランドサッカー協会(FA)は6日、ユーロ2024に向けて、26人の最終メンバーを発表。33人の予備メンバーに選出されていたグリーリッシュ、マディソン、ハリー・マグワイア、カーティス・ジョーンズ、ジャラッド・ブランスウェイト、ジャレル・クァンザー、ジェイムズ・トラッフォードの7人が選外となった。

イングランド代表の最終メンバー発表を行った会見にて、記者団からマディソンとグリーリッシュが選外となった理由を問われたサウスゲート監督は「先日の試合(ボスニア・ヘルツェゴビナ代表戦)では、ここ半年の活躍を強調するようなプレーが見れた」と語り、エベレチ・エゼの高パフォーマンスが選考に影響を与えたことを示唆しており、以下のように続けた。

「ジェイムズ(マディソン)とジャック(グリーリッシュ)も我々に何か違うものをもたらしてくれる可能性もあっただろうが、彼らを選出するのは難しい選択だった。これらはスタッフ一同が熟考した結果であり、他の方法があったこともわかっている。選手たちは大きな個性を持ち、素晴らしいチームメイトであり、(選外の)知らせをするのは悲しいことだ」

また長らくサウスゲート監督の下で、中心選手としてプレーしていたマグワイアが選外となった理由に、各ポジションのバランスとマグワイアのマッチフィットネスを挙げている。

「トレント・アレクサンダー=アーノルドは(MFとDFの)両ポジションでプレーすることができる。それがマグワイアが選出されなかった理由の一つだ。10人目のDFを招集するとバランスが悪くなり、他のポジションで人材が不足すると感じた。本当に難しい決断で、彼が代表にもたらしたものはご存知だろう。彼に関する決定は、彼のコンディションによるものだった」

イングランド代表は7日にアイスランド代表との国際親善試合を経て、ユーロ2024本大会に臨む。本大会ではグループステージにて、セルビア代表、デンマーク代表、スロベニア代表との試合を控えている。

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