サウジ皇太子、G7サミット初参加へ 議長国イタリアが招待

[ローマ 7日 ロイター] - イタリアで来週開催される主要7カ国首脳会議(G7サミット)にサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子が参加する予定。複数の高官が7日に明らかにした。イタリアのメローニ首相は他に少なくとも12人の首脳らを招待している。

高官らは中東情勢への懸念を強調し、サウジアラビア皇太子とヨルダンのアブドラ国王がともに参加予定であることを認めた。

人権侵害に対して非難の声が出ているサウジアラビアの指導者がG7サミットに招待されるのは初とみられる。

インド、南アフリカ、ブラジル、アルゼンチン、トルコ、アルジェリア、ケニア、モーリタニアの首脳らが出席する見込みであることは既に伝えられており、全ての国が出席を確認している。

ウクライナのゼレンスキー大統領も昨年同様に参加。ローマ教皇フランシスコも参加して講演を行う。

サミットは6月13─15日にイタリア南部プーリア州のリゾート地で開かれる。

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