今秋にも行われる栃木県知事選で、福田富一（ふくだとみかず）知事（71）が21日にも6選出馬を正式に表明することが7日、複数の関係者への取材で分かった。自身の後援会総連合会で意向を説明し、その後記者会見を開くとみられる。知事の任期満了は12月8日で、残り半年となった。
福田知事はこれまで立候補への前向きな考えを周囲に伝え、最終調整を進めていた。
複数の関係者によると、同連合会が21日、宇都宮市内で緊急の代表者会議を開催する予定で、福田知事はこの場で出馬の意向を正式に示すという。同連合会は3月末に、6選出馬を要請していた。
福田知事は2004年に初当選。5期目の今期は新型コロナウイルス禍に対応したほか、いちご一会とちぎ国体・とちぎ大会や先進7カ国（G7）男女共同参画・女性活躍担当相会合を誘致、県営の管理型産業廃棄物最終処分場エコグリーンとちぎの開業にも取り組んだ。
知事選を巡っては、立憲民主党県連や共産党県委員会が8月末をめどに、それぞれ独自候補者の擁立を目指している。現時点で具体的な候補者は挙がっていない。
