業務中はトイレ禁止。休憩は1日30分もない ブラックすぎて1年もたずに辞めた男性

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ブラック企業と言えば「安い賃金」「長時間労働」「上司のパワハラ」などのイメージがある。実際はどうだろうか。ITエンジニアの30代前半の女性は、

「残業しても定時打刻の強要。家でも仕事しないと終わらない量であったため課長に相談したところ、『家でやっても残業代は出ないよ』とだけ。これって持ち帰りサービス残業しろってことですかね」

とぼやく。そもそも家で仕事しないと終わらない量の仕事を振らないでほしいものだ。(文:林加奈)

「出勤時間が8時15分からなのに1時間前には出勤しないと給料半日分へらされる」

長野県の30代前半の男性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収250万円)は、過去に製造業で働いていた。そこが重度のブラック企業だったらしい。

「1日の休憩がトータル30分もない。トイレも禁止。初めて作業するのに間違った教え方されて、次の日に丸一日怒られた。帰れる時間が夜中の1時過ぎ。朝の出勤時間が8時15分からなのに1時間前には出勤しないと給料半日分へらされる」

休憩時間外に急にトイレに行きたくなることもあるだろうに、禁じられたら体を壊す。そのうえ18時間近くも拘束されれば続けられるはずもなく、「1年もしないでやめた」という。当然の結末だ。その会社は給料も異常なほど安かった。

「年収はわからないけど、1か月の給料が平均6万から7万。今思えば、今の会社ならそこまで仕事すれば30万、40万は超えるのに」

現在は転職に成功しているということだろう。

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