イスラエル、ラファ最西部に進軍 攻撃強化の恐れ

 【エルサレム共同】ロイター通信は7日、イスラエル軍が地上作戦を進めるパレスチナ自治区ガザ最南部ラファで、西端の地中海沿いの地域に戦車が進軍したと報じた。軍はラファ東部で制圧地域を広げ、南部のエジプトとの境界地帯全域も掌握している。ラファ中心部への攻撃を東西から強化する恐れがある。

 進軍したのはラファ最西部のエジプト境界近くの地域。戦車が駐留し、狙撃兵が複数の建物を占拠したという。

 イスラエルはラファをイスラム組織ハマスの最後の拠点と見なし、5月上旬から「限定的」と主張する作戦を続けている。

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