気分はプリンセス「お姫さまの作法」も習得 京都・長岡京でイベント

お気に入りの衣装に着飾って「プリンセス」になりきる子どもたち(長岡京市開田4丁目・イズミヤショッピングセンター長岡)

 プリンセスになりきった子どもたちが、京都府長岡京市開田4丁目のショッピングセンターをパレードした。続いて屋上の芝生広場へ。歌に合わせて踊ったり、「お姫さまの作法」を習ったりした。

 イベントは「日常の場で非日常を体験してもらおう」と、母親らでつくる「産前産後プロジェクト『なになる』」が企画。子育て情報を発信する「ママパスポートおとくに」が協力した。長女(5)と訪れた女性(35)=向日市寺戸町=は「髪形もきれいにしてもらった。身近で開いてもらえるのがいい」と喜んだ。

 最後は参加者全員そろって記念撮影し、親子の笑顔が並んだ。なになるのリーダー北村ようこさん(42)=寺戸町=は「子たちのやりたいことや『夢』を、肩肘張らず、ママたちにかなえてもらいたかった」と語った。

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 全国的な少子化の中、子育て世代が増えている乙訓地域。子どもの成長する権利などを定めた国連の「子どもの権利条約」を、日本が批准してから今年でちょうど30年となる。育ちゆく子、育む大人、見守る地域の姿を写真で追う。

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