松岡修造×内田篤人×安藤萌々 “現場力”にあふれる3人がパリ2024オリンピック・テレビ朝日系キャスターに!

7月26日にフランス・パリで開幕する夏季オリンピック・パリ大会。その熱戦を伝えるテレビ朝日系パリオリンピック番組のキャスターとして、メインキャスターに松岡修造、フィールドキャスターに内田篤人、進行には安藤萌々アナウンサーが就任し、現場力あふれる顔ぶれが揃った。

2004年のアテネ五輪から20年、11大会連続(夏季・冬季含め)でテレビ朝日オリンピックメインキャスターを務めることとなった松岡。内田は東京五輪に続いて2度目、安藤アナも北京五輪(冬季)に続いて2度目のオリンピックキャスターとなる。この3人に共通するのは、「報道ステーション」(月曜~金曜午後9:54)と“現場主義”というキーワード。松岡は「報道ステーション」のスポーツコメンテーターとして、これまで数多くのアスリートを応援し、深掘りしてきた。2021年4月から同番組のスポーツコメンテーターに就任した内田もまた、元アスリートとしての視点を生かし、サッカーのみならずさまざまな競技を取材。そして現在、同番組のメインキャスターを務める安藤は2021年4月から2023年3月までスポーツキャスターを担当しており、できうる限り現場に赴き地道な取材を重ねてきた。「報道ステーション」を通じてスポーツの現場を駆け巡ってきた3人の機動力、発信力は抜群。パリでもそれぞれが徹底して“現場主義”を貫き、各競技会場や特設スタジオを飛び回りながらアスリートたちの躍動と現地の興奮、そして五輪の感動を全力で伝えていく。

メインキャスターを務める松岡は、「東京オリンピックは無観客かつさまざな制限の中で開催され、多くの困難を乗り越えての大会でした」とコロナ禍での東京五輪を振り返り、「対して、100年ぶりに開催されるパリオリンピックはまさに自由。開会式から競技に至るまで、パリの街全体がその舞台となります。今年2度パリを取材して“広く開かれたオリンピック”が目指す平和と挑戦の姿を目の当たりにし、今大会は世界の人々にとって“考える”機会になると感じています」と、開放される飛躍の大会となる確信を述べた。さらに「不安定な世界情勢の中、平和のメッセージを改めて世界に訴え、想いを共有し、一人ひとりが自分ごととして考える機会。そして、選手たちもそれぞれの想いを自由に発信し、そのメッセージや戦う勇姿は、世界に勇気を届けてくれます。日本の選手の皆さんには、応援を力に変え、気負うことなく自分を信じて全力を出し尽くしてほしいです」と熱く訴えた。「現地パリから、自由と平和を象徴するオリンピックの姿を、選手たちの魂の戦いを、日本の皆さんに想いを乗せて本気でお伝えします」と今回も全力応援の姿勢で臨んでいる。

「サッカーだけでなく、他の競技についても事前にいろいろと取材させていただきました」と言うのはフィールドキャスターの内田。「中でも、柔道の阿部一二三選手は、担いだ相手が逃げようとするところを、空中でコントロールして、床に背中をつけているということを知り、トップアスリートの技術、競技の奥深さに驚きました」と、日本のお家芸・柔道のレベルの高さに圧倒された様子。「パリ五輪では、さまざまな競技や選手の魅力・みどころを発信したいと思っています。フィールドキャスターということで、より選手に近い目線を持って、人生をかけて挑むアスリートたちの活躍を伝えていきます」と意気込みを語っている。

進行を務める安藤アナは「これまで取材を担当した東京五輪、翌年の北京五輪は、コロナ禍の厳戒態勢で行われた大会でした。いよいよコロナ後、初めて制限なく行われるパリ五輪。取材を通して伺ったこの舞台にかける選手たちの“熱い”思いはもちろん、ファンの“情熱”や、街全体が競技場と化すパリの“熱気”をしっかりお伝えしたいと思っています。チームテレビ朝日、一丸となって頑張ります!」と気合十分。

そして今大会の最注目アスリートといえるのが、柔道の阿部一二三と阿部詩のきょうだい。東京五輪では、五輪史上初となるきょうだい同日の金メダルを獲得し、その後は世界選手権を含み、共に“無敗”という圧倒的な強さを示してきた。今大会の開催国であるフランスは、世界一の競技人口を誇る柔道大国としても知られている。大歓声に包まれる五輪は、阿部きょうだいにとって初の経験となるが、2大会連続、きょうだい同日の金メダル獲得はなるか。大会3日目のエッフェル塔近くの柔道会場から生中継で伝える。

また、テレビ朝日では夏季五輪史上初めてスタジアムの外、パリ中心部を流れるセーヌ川の船上でパレードが行われる開会式を届ける(7月27日午前8:00)。そして、1900年のパリ万博のために建設され、パリ・コレクションの会場にもなっている世界遺産“グラン・パレ”で行われるフランス発祥の競技・フェンシング(7月27日深夜2:00)、柔道女子52キロ級、男子66キロ級予選・準々決勝(7月28日午後4:30)と開幕直後から見どころが満載。

東京五輪から採用されたスケートボード。女子ストリート決勝(7月28日深夜0:00)の注目は、「13歳、真夏の大冒険」の実況とともに東京五輪・金メダルを獲得した西矢椛。さらに昨年の世界選手権・女王の織田夢海、東京五輪・銅メダルの中山楓奈、オリンピックランキング日本勢トップの赤間凛音など、誰が出場してもメダルを狙える激戦区となっている。

そして、柔道女子57キロ級・男子73キロ級予選・準々決勝(7月29日午後4:48)は大会4日目。男子73キロ級では五輪2大会連続金メダリスト・大野将平の後塵を拝してきたが、32歳にして悲願の初出場をかなえた橋本壮市や、女子57キロ級の五輪初出場、25歳の舟久保遥香が必殺技“舟久保固め”で表彰台を狙う。東京五輪で正式種目として採用され、水谷隼&伊藤美誠ペアが金メダルを獲得した卓球・混合ダブルスの準決勝(7月29日午後10:50)は、結成5年目で世界選手権2大会連続銀メダルの張本智和&早田ひな“はりひな”ペアが頂点を目指す。

競泳(7月31日午前3:30)では東京五輪・銀メダリスト本多灯が男子200mバタフライに登場。今年の世界水泳では金メダルを獲得し、海外強豪もひしめくこの種目でも2大会連続の五輪メダルを狙う。さらに男子200m平泳ぎには元世界記録保持者・渡辺一平、世界水泳・銀メダリストの花車優が出場する。バドミントン準決勝・女子シングルス・男子シングルス(8月4日午後3:00)では、女子シングルス元世界女王・山口茜が登場。過去2回の五輪はベスト8止まりだが、持ち前の多彩なショットと相手の攻撃を拾いまくる驚異のフットワークで悲願の初メダルを目指す。また、去年の世界選手権・銀メダリスト奈良岡功大、初出場の大堀彩、西本拳太にもメダル獲得の期待がかかる。

各種目のスペシャリストが集結する体操・種目別決勝(8月4日午後10:00)。東京五輪の団体銀メダリストで、跳馬を得意とする谷川航が世界で数人しかできない超大技“リ・セグァン2”で強豪に挑む。橋本大輝、岡慎之助、萱和磨、杉野正尭、宮田笙子、岸里奈、岡村真、中村遥香、牛奥小羽にも注目。卓球男子団体・準決勝(8月8日午後4:48)では2大会連続メダルの日本男子が出場なるか。チームの中心だった水谷隼が現役を引退し、今大会のメンバーは20代前半のフレッシュな顔ぶれとなった。エース・張本智和、初出場の戸上隼輔・篠塚大登。勝てばメダル確定となる準決勝は一瞬も目が離せない。

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