山本由伸がヤンキース相手に7回0封の快投 大谷翔平5の0もド軍延長戦制す!

● ヤンキース 1 - 2 ドジャース ○
<現地時間6月7日 ヤンキー・スタジアム>

ドジャースの山本由伸投手(25)が7日(日本時間8日)、敵地でのヤンキース戦に先発登板。味方打線の援護なく7勝目はお預けとなったものの、初対戦となる“メジャー最高勝率”のヤンキース打線を7回2安打無失点に封じ込めた。「2番・指名打者」で先発出場した大谷翔平選手(29)は5打数無安打。ドジャースは延長11回までもつれた接戦を制し、連勝で貯金を15に増やした。

山本は初回、2回といずれも得点圏に走者を背負ったものの、要所を締め無失点スタート。4回は97.9マイル(約157.6キロ)のツーシームで4番・スタントンのバットをへし折るなど、3回から3イニング連続3者凡退をマークした。

0-0のまま迎えた6回は二死からジャッジに四球を与えたが、2回途中から12打者連続アウトを記録。二死一塁でスタントンを空振り三振に仕留め雄叫びを上げた。7回は一死からこの試合2つ目の四球を与えたが、最後は7番・ラメーヒューを二ゴロ併殺斬り。7回までゼロを並べ続け、ベンチ前で出迎えたロバーツ監督と抱き合った。

打線の援護なく7勝目の権利は得られなかったものの、8連勝中のヤンキース打線を相手に7回106球、2安打無失点、7奪三振2四球の快投。1試合106球は渡米後最多となり、最速は98.4マイル(約158.4キロ)。防御率は3.00となった。

力投する山本を援護したいドジャース打線だったが、延長10回まで三塁ベースすら踏めない展開。大ブーイングで迎えられた大谷は第1打席から二ゴロ、中直、一ゴロ、左飛に倒れ、無死二塁から始まる10回の第5打席も二死一、二塁の好機で一ゴロ。この日は5打数無安打の打撃結果で打率は.312、OPSは.955となった。

ドジャースは0-0のまま迎えた11回表、一死一、二塁で5番テオスカー・ヘルナンデスが左中間突破の2点適時打二塁打を放ち、二塁走者の大谷が先制のホームイン。投手陣は山本のあとを受けたリリーフ陣も踏ん張り、5番手のグローブが勝利投手となった。

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