【MLB】「ドジャースは特別な投手を手に入れた」ヤンキース封じた山本由伸を米メディア称賛 7回無失点に「まさにエースの仕事」

ドジャース山本由伸投手が7日(日本時間8日)、敵地でのヤンキース戦に先発登板。ア・リーグ東地区首位に立つチームを相手に7回2安打2四球無失点に封じ、7三振を奪う快投を見せた。味方の援護がなく、0-0で交代したため勝敗は付かなかったが、価値ある投球に米メディアは賛辞を贈った。

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■「野球界最高のチームを封じ込めた」

7勝目はお預けとなったものの、ドジャース専門メディア『ドジャース・ネーション』のX(旧ツイッター)は、ヤンキース打線を封じた山本に賛辞を贈った。

まずは3回を終えた段階で「ヨシノブ・ヤマモトが好調だ。ここまでで無失点、5奪三振、空振りは8つ。今シーズン最高の98マイル(約158キロ)超えを2回記録した」と投稿。

続けて5回終了時には「ヤマモトはヤンキースタジアムのデビュー戦で圧倒的な強さを見せ続けている。6奪三振、被安打2、空振り11をマーク。彼への援護を期待するだけだ」とつづり、ドジャース打線の奮起を期待した。

その後、7回を投げ切りマウンドを降りると「ニューヨークに赴き、野球界最高のチームと対戦し、彼らを封じ込めた。まさにエースの仕事をやってのけた。ドジャースは特別なピッチャーを手に入れた」と記し、称賛した。

■争奪戦に敗れ「ヤ軍は悔やんでいる」

また、米地元紙『ロサンゼルス・タイムズ』のジャック・ハリス記者も自身のXを更新し、山本に言及。7回106球を投げて2安打2四球無失点7奪三振というこの日の記録を並べた上で、「今シーズンで最もエースらしいパフォーマンス。ストレートの平均球速は97.1マイル(約156.3キロ)と素晴らしく、スライダーとスプリッターの使い方も良かった。ヤンキースは(強打者の)フアン・ソトを欠いていたが、それにしても見事な投球だった」と称えた。

山本がオフにメジャー挑戦を表明した際、ヤンキースも獲得に乗り出し、争奪戦ではドジャースとデッドヒートを演じた。結局、山本はドジャースを選択。そのため、この日はスタンドのヤンキースファンから山本に対して盛大なブーイングが飛んだ。

これを受けて『ドジャース・ネーション』は「この話(オフの争奪戦)を再び取り上げるにはいいタイミングのようだ。ヤンキースはオフにヤマモトを獲得できなかったことを本当に悔やんでいるに違いない。この男は特別だ! ヨシノブ・ヤマモトとは彼のことだ」と誇らし気だった。

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