【MLB】「球界でもっとも価値があるフォーシーム」今永昇太、最新の新人王投票でナ・リーグトップ 山本由伸が2位に

MLB公式サイトは3日(日本時間4日)、有識者41人による今季新人王の模擬投票を実施。日本選手では、カブス今永昇太投手が28人の1位票を獲得してナ・リーグトップ、ドジャース山本由伸投手が同部門2位に選出された。

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■山本由伸は「期待していた通り」と評価

記事では、ナ・リーグトップの今永について「最初の2カ月のほとんどで防御率トップに立ち、球界最高の先発投手として過ごした。6月に入ってもその話題で持ちきりである。5月までの10先発のうち7試合で無失点または1失点を記録、フォーシームの平均球速が92マイル(約148キロ)ほどでも、イニング数より奪三振数が多かった」と、ここまでの今永を称賛。

さらに、「“遅い”フォーシームは、球界でもっとも価値があると証明されており、イマナガが投手の中でナ・リーグ2位の勝利貢献度(2.4bWAR)を誇る大きな理由となっている。リーグ平均の28.4%をはるかに上回る、36%近いボール球スイング率を生み出している」と、制球力に優れたフォーシームを高く評価した。

また、同部門で2位に入った山本については「今シーズン、新人投手の中で大きな話題を呼んだが、少なくともその宣伝が妥当であったことを証明した。決して派手な投手ではないが、ここまでの結果は、ドジャースがオフに12年総額3億2500万ドルの契約を結んだ際に期待していた通りのものだった」と、合格点を与えた。

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新人王投票 ナ・リーグ

1位:今永昇太(投手/カブス)
2位:山本由伸(投手/ドジャース)
3位:ポール・スキーンズ(投手/パイレーツ)
4位:メイシン・ウィン(内野手/カージナルス)
5位:ジャレッド・ジョーンズ(投手/パイレーツ)

新人王投票 ア・リーグ

1位:ルイス・ヒル(投手/ヤンキース)
2位:メイソン・ミラー(投手/アスレチックス)
3位:コルトン・カウザー(外野手/オリオールズ)
4位:ウィルヤー・アブレイユ(外野手/レッドソックス)
5位:ワイアット・ラングフォード(外野手/レンジャーズ)

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