新垣結衣、サプライズ手紙に感涙「我慢できなかった」 早瀬憩と“涙のハグ”

公開記念舞台あいさつに登場した新垣結衣(左)と早瀬憩【写真:ENCOUNT編集部】

公の場での涙に「ちょっと…恥ずかしい」

俳優の新垣結衣が8日、都内で行われた映画『違国日記』の公開記念舞台あいさつに出席。ともに主演を務めた早瀬憩からサプライズで手紙が贈られ、涙を堪えきれなかった。

読み上げる手紙を手に「緊張しちゃう……」と深呼吸した早瀬。初めての宣伝活動をともにした先輩に等身大のメッセージを伝えた。「出会って1年。まだまだ先だと思っていたけど、ついに昨日公開の日を迎えました。うれしい反面、お会いする機会が少なくなると思うととても寂しいです」「結衣さんは憧れであり、目標。結衣さんの出演作品の一つに出演できたことが誇り。いつも優しくて穏やかで、意外にもおちゃめな結衣さんが大好きです」と涙ながらに語った。

声を震わせて手紙を読む後輩の姿に、涙を堪えきれなかった新垣。頬を伝う涙を拭いながら「やられてしまいましたね~。あんまりこういう場では涙を流すのはちょっと……恥ずかしい。いつも我慢するけど我慢できませんでしたね」と感無量の表情。

続けて「私自身も自分が演じていいのか不安だったので、憩ちゃんが隣で頑張っているのを見ると、自分も頑張らなきゃと力をもらっていた。『結衣さんでよかった』と言ってくれて、それが心支えになった。手紙までもらって、まさかこんなサプライズをいただけるとは思わなくて、すごくうれしいです。ありがとう」と感謝し、2人は熱い抱擁を交わした。

原作はヤマシタトモコ氏による同名漫画。人見知りな小説家の高代槙生(こうだい・まきお)と、その姪・田汲朝(たくみ・あさ)がお互いに理解し合えない寂しさを抱えながらも、かけがえのない関係になっていく同居譚(たん)を描く。

きのう公開初日を迎え、新垣は「きょうはちょっと、ふわふわしています。本当にドキドキ」と緊張の表情。もともと原作のファンだったため「槙生を演じるのは私でいいのだろうかとずっと思っていた。撮影中も思っていたし、終わってからも大丈夫だったかなと思っていた」が、封切られ周囲からの感想が寄せられると「みなさんから温かいお言葉をいただけてうれしい」と好感触に安堵の表情だった。

舞台あいさつには、元彼・笠町を演じた瀬戸康史、メガホンをとった瀬田なつき監督も参加した。ENCOUNT編集部

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