アストロズ・バルデスが圧巻の完投勝利 エンゼルスはブルペン決壊

【アストロズ1-7エンゼルス】@エンゼル・スタジアム

日本時間6月8日、終盤の打線の爆発で、アストロズが3連戦初戦を取った。アストロズ先発フランバー・バルデス、エンゼルス先発グリフィン・キャニングは両投手とも好投し、6回まで試合は1対1と競った展開に。しかし、7回にアストロズ打線は5得点を挙げて勝ち越し、さらに8回にも追加点を入れた。アストロズのバルデスは大量援護を受け、9回1失点8奪三振と見事な完投勝利で5勝目(3敗)。エンゼルスのキャニングに6敗目(2勝)が付いた。

アストロズは初回に5番ヤイナー・ディアスのタイムリーで1点を先制したが、2回にエンゼルスは4番ケビン・ピラーの7号ソロですかさず同点に追いついた。そこからは両先発の好投で試合が進んだが、均衡が崩れたのは7回だった。先発のキャニングが一死1・2塁のピンチを招くと、エンゼルスはここで2番手ハンター・ストリックランドにスイッチ。しかし、ストリックランドは2番アレックス・ブレグマンに四球を与えてピンチを拡げ、3番ヨーダン・アルバレスに走者一掃の二塁打を許してしまった。その後も再びディアスがダメ押しの7号2ラン、8回にも8番ホセ・アブレイユが2号ソロで追加点をもたらすなど、アストロズ打線が終盤に爆発した。

前回のエンゼルス戦の先発では5回8失点と炎上したバルデスだったが、今日は得意のカーブが冴え渡った。カーブだけで10個の空振りを奪った上、持ち味のゴロを打たせるピッチングで13個のゴロアウトを稼いだ。アストロズは今日の勝利で借金を6に減らし、得失点差もプラスに戻した。一方のエンゼルスは今日の敗北で借金が15に膨らみ、依然西地区最下位となっている。

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