【横須賀 グルメレポ】 Osteria Il giglio (オステリア イル ジリオ)-訪れる人の心をつかむ、本場の北イタリア郷土料理!

ヨコスカで味わえる、奥深い北イタリアの郷土料理

風味豊かなオリーブオイル、多様なソースにパスタや種々のチーズやワイン。これらイタリア料理に目がない方がとても多いのではないでしょうか。

その中でも今回ご紹介するのは、新鮮な地元三浦半島の旬の食材をふんだんに活かした「北イタリア郷土料理」を提供すると話題の『Osteria Il giglio (オステリア イル ジリオ)』です。

場所は、京浜急行の「横須賀中央駅」東口改札(Yデッキ)を出て、米が浜通りに向かった徒歩約8分のところにあります。

画像出典:湘南人

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「“和気あいあいとしたイタリアの酒場のような親しみやすい雰囲気” でゆっくり楽しんでもらいたい。」

店内に入ると、L型のカウンターに、ゆったりとした配置の座席が8席あります。

主にイタリアの北部の町で修行を積んだという、代表でシェフの井谷さんは、「料理やワイン、イタリアの食文化などについて気軽にお客様と会話したり、お客様同士も話が弾んだりするイタリアの酒場のようなお店にしたかった」とお店のコンセプトやインテリアのこだわりを話されてました。

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壁面にあるのは、イタリアで修行した地名が記載されている井谷さんのルーツを感じるイタリア地図のパネル。

修行当時に想いを馳せながら、ご自身で製作したそうです。

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北イタリアの郷土料理とは?

イタリアは南北に長く、「“温暖” であったり “寒さが厳しい”」など変化に富んだ気候風土の影響で、多彩な食材や調理法を生み出し、その土地でしか食べられていない”郷土料理”が誕生したそうです。

そんな中でも北イタリアでは、酪農が盛んで肉料理や乳製品を使った料理が多いそうです。

長い熟成期間を必要とするパルミジャーノ・レッジャーノが有名ですが、北イタリアのチーズだそうで、後述の前菜にある“パルミジャーノ・レッジャーノのムース”にもたっぷり使われています。

『Osteria Il giglio (オステリア イル ジリオ)』でいただく、北イタリアおすすめの一品

訪問したのはお昼時で、アラカルトと共にランチメニューは3つのコースが用意されてました。

各コースはパスタなども選ぶことができ、どれも魅力的です!

画像出典:湘南人

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アラカルトの種類も豊富で北イタリアの郷土料理を味わいたいとしたら?と、おすすめを伺うと、旬で変わる8品からなる「前菜の盛り合わせ(1,600円税込)※今回は、ハーフサイズ(800円税込)」と「ミニャクリス 和牛ボロネーゼ(1,600円税込)」と、いうこと。

「ミニャクリス」って聞き慣れませんが、日本ではまだまだ珍しいという、ぷりぷりとした食感の粒々ショートパスタということ。

せっかくのなで、おすすめの2品と、デザートに「イタリアのプリン(600円税込)」と「エスプレッソ(550円税込)」を注文。

いよいよ前菜です!

画像出典:湘南人

自家製のパンとローズマリーが薫るフォカッチャと共に、彩やかに盛り付けられた「前菜の盛り合わせ」が並びます。

それぞれの素材に想像を巡らせ、しばらく眺めてしまいます。

前菜には先に挙げた「パルミジャーノ・レッジャーノのムース」はもちろん、トウモロコシやジャガイモなどイタリア北部らしい野菜を使ったものから、三浦半島の野菜や魚など、北イタリアと三浦半島のコラボレーションのようで、『Osteria Il giglio (オステリア イル ジリオ)』に来たからこそ味わえる物ばかりです。

画像出典:湘南人

各品の説明を聞くと、文化的背景などのエッセンスも加えとても丁寧に特徴や調理法を説明いただけ、口に入れるまでの時間が待ち遠しくもあり、より楽しくなります!

この日の前菜の品は、左上から右まわりの順に下記です。(季節や仕入れによって変わります。)

・パルミジャーノ・レッジャーノのムース(しっとりしたムースにチーズの旨みが味わい深いです)

・インサラータルッサ(オリーブオイルやハーブが薫る北イタリアのジャガイモ料理)

・ズッキーニのバルサミコマリネ(焼き野菜の旨みが詰まった美味しさです)

・津久井浜産ビーツのロースト(絶妙にローストされ甘味がギュッと凝縮された印象です)

・ニョッコロマーナ(パスタの粉を牛乳やバターで練り上げた もちもち食感 が新鮮です)

・ポレンタ(トウモロコシ粉をイタリアのダシで合わせ、揚げた表面カリッとした北イタリア伝統食)

・ホンマスのカルパッチョ(素材の旨みにオレンジの爽やかさが口に広がります)

・モルタデッラとナポリ風サラミ(北イタリアのボローニャの伝統的な、なめらかな食感のハム)
画像出典:湘南人

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初めての体験!粒々パスタの「ミニャクリス」

緩めの生地をお湯に落として茹でて作るという粒々パスタ。

「北イタリアから持ち帰った日本にはないスライサーのようなものに生地を入れて、茹でていく」と、解説を聞きながら調理風景を見ることができる体験も、カウンターのお店ならではです。

画像出典:湘南人

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「ミニャクリス 和牛ボロネーゼ」のパスタ

画像出典:湘南人

「ミニャクリス 和牛ボロネーゼ」のパスタは、くるっと丸まった形をしているからか “ソースがしっかりと絡み” 、サイズからは想像できないほど、“食感がしっかりとしたもっちもち” で、噛めば噛むほどソースの肉の甘みとパスタの小麦が合わさった旨味を感じられる美味しさです。

初めて食べ、一度でファンになる方が多いのはうなづけます。

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プリンにもイタリアの郷土感とストーリーを感じる

デザートの「イタリアのプリン」と「エスプレッソ」。プリンは甘さ控えめで、しっかりとした “かため”です。

これは、井谷さんが初めてホームステイしたお宅で、おばあさんが作ってくれていたという思い出のかたさ加減だそうです。

こういったお話しにも、北イタリアの郷土感のエッセンスに触れる印象を受けます。

エスプレッソと共に壁面のイタリア地図を眺めながらイタリアの風景に想いを馳せ、とても豊かな気持ちになれる時間でした。

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北イタリアの地のワインも豊富

契約ワイナリーから届く地のワイン。

葡萄の出来や気候や工夫した話など、その時々のワイナリーのストーリーも交えた食事付きの「ワイン会」を3ヶ月に一度のペースで催しているそうです。

画像出典:湘南人

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また、『Osteria Il giglio (オステリア イル ジリオ)』では、前日までに連絡すれば、予算に合わせてディナーコースを作ってくれるそうです。

結婚記念日やお祝い事、仲良くなったお客さん同士の誕生会などの要望を受けることが多いとのことでした。

「“ゆっくりと味わい、時を過ごす大人の酒場” のようなお店。」

お客様を通して、目指していた雰囲気のお店になってきたと目を細め話す、代表でシェフの井谷さんの笑顔に「賑やかで楽しめるお店」の空気感が伝わってきます。

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ヨコスカで、本場北イタリアの郷土料理が味わえる、小粋なOsteria (酒場)

地方により食文化が異なるというイタリア。
北のものは北でしか味わうことができず、季節ごとの旬の料理を味わうために、出かけるそうです。素敵ですね。

ミニャクリスをはじめ、ここ『Osteria Il giglio (オステリア イル ジリオ)』でしか味わえないパスタや食材を使った北イタリア郷土料理の数々。

皆さんも、本場の郷土料理を楽しむために、“横須賀中央” に出かけてはいかがでしょうか

Osteria Il giglio (オステリア イル ジリオ)

■住所:神奈川県横須賀市米が浜通り1-3
■電話:046-874-5042
■営業時間:ランチ 12:00~14:00(月~土)/ ディナー 17:00~24:00(月~土)
■定休日:日曜日
■アクセス:京浜急行「横須賀中央駅」東口改札を出て徒歩8分
■駐車場:なし。近くにコインパーキングあり。

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