格闘技イベント「ＲＩＺＩＮ．４７」（９日、東京・国立代々木競技場第一体育館）の前日計量が行われたが、〝ブラックパンサー〟ベイノア（２８＝米国）と対戦予定のジョニー・ケース（３５＝米国）が規定から１キロオーバーの７２キロでクリアできなかった。
ファンを入れての公開計量の会場はまさかの事態にざわついた。なぜかケース不在のまま体重計に乗ったベイノアは７０・９５キロでパス。すると続いて主催者からケースが体調不良のため欠席したこととともに、事前の公式計量をクリアできなかったことが告げられた。さらにこの結果を受けて両陣営を含めて協議した結果、試合はケースにレッドカードが１枚出た状態でスタートしケース勝利の場合はノーコンテストとなることが発表された。
なんとも言えない表情でこの発表を受け止めたベイノアだったが、マイクを持つと「僕がやることは変わらないです。リスペクトを持って戦って倒しに行きます！」と力強く宣言。さらに「こんな〝ケース〟もあるかなと思って準備してきたので。みなさんも変わらず楽しんでいただけたらと思います！」と切れ味鋭いダジャレで笑いを取りつつ闘志をみなぎらせていた。
