スペイン1部レアル・マドリードなどでプレーした元ベルギー代表MFのエデン・アザール氏(33)が、来季からRマドリードでプレーするフランス代表FWキリアン・エムバペ(25)に自身の成し得なかった役割を託した。
アザール氏はイングランド・プレミアリーグのチェルシーで大活躍し、2019年夏に鳴り物入りでRマドリードに加入。しかし、フタを開けてみれば、負傷などの影響もあって全くと言っていいほど機能せず、昨季限りで退団。昨年10月に32歳の若さで引退を表明した。マドリード行きが、選手生命を縮めてしまった格好だ。
状況は違うとはいえ、大きな期待を背負ってRマドリードに入団するという意味では、2人に共通点がある。それだけに、スペインメディア「ディフェンサ・セントラル」によると、アザール氏は、親交のあるエムバペにこう言ったという。「僕ができなかったことをやってほしい。それにRマドリードでプレーする夢を楽しんでもらいたい」。
エムバペが新天地でも最高のパフォーマンスを発揮し続ければ、同氏もひと安心だろうが、同メディアによると、一部ファンは〝アザール化〟を懸念しているという。