子育てに一生懸命励んでいるのに、他人からとやかく言われるとムカッとしますよね。
今回は、筆者の友人から聞いた、お節介ママ友エピソードをご紹介します。
仕事と育児の両立に励むワーママ
私は、小学3年生の息子がいるワーママ。
息子が小学生になったと同時に、仕事を再開してフルタイムで働いています。
週5日働きながら、元気いっぱいでやんちゃな息子を育てるのは大変ですが、夫の協力もあり毎日が充実していて。
息子がどんどん成長していく姿を励みに、毎日頑張れています。
そのときふっと思い返すことがあって……。
それは、遡ること3年前、息子が小学1年生になったときに出会った厄介ママ友A子のことでした。
やんちゃな息子の入学式
息子の入学式、緊張しているのは私と夫だけ。
保育園から一緒の友達が多いためか、息子はワクワクしながら門をくぐっていきました。
すぐに仲良しの友達と遊び始め、ほっとしていたのですが……。
「あ、さっそく汚してる!」
「手も泥だらけじゃないの!!」
ママ友たちと話していた少しの間に息子たちは手を泥で真っ黒に。
せっかく新調した服も式前にもかかわらず、汚していたのです。
元気いっぱいなのはいいところですが、たまにやんちゃすぎるのがキズ。
息子の友達のママたちともすっかり仲良しだったので、いつものようにみんなで叱っていました。
するとどこからか、
「ありえないわ~!」
とこちらを馬鹿にしたような声が聞こえてきたのです。
【叱る=体罰】と非難された!
話しかけてきたのは、見知らぬ女性。
どうやら同じ小学生になる息子さんを持つママのようでした。
「いつもやんちゃで困るんですよ~」
と苦笑しながら話しかけると……。
「でも叱るなんて酷すぎる」
「子どもからしたら体罰ですよ!」
「今すぐ止めるべきだわ」
会って早々、他人の教育にダメ出ししてきたのです!
私たちがポカンとしている間にそのママA子は熱弁し始めて。
「叱るのはただ恐怖心を植えつけるだけ」
「広い心で子どもを諭すべき」
「何でも認めてあげることが大切」
正直『厄介なママ友に遭遇しちゃった』と思いました。
その後関わらないようにしようと思ったのも束の間、息子同士が同じクラスに。
会うたびに、いちいち教育方針について口出しされるので、正直嫌で嫌で仕方ありません。
2年生になってクラスが離れたときは、思わずほっとしました。
3年後ママ友を待ち受けていたのは……
それが3年前の話です。
3年生でもクラスは別でしたが、少し前に授業参観でたまたまA子とお手洗いで鉢合わせてしまいました。
また何か言われるかとびくびくしていると……。
「あのときはごめんなさい」
「叱るのも大切だったわ」
と謝罪されたのです。
A子の息子さんは何をやっても叱られないのをいいことに、どんどんわがままに!
怒らない教育をしていたのかもしれませんが、今では何を言っても聞いてもらえず、手を焼いているのだとか。
他人の教育にばかり目を向けていた結果、息子さんとの関係がかなり悪化したそう。適切に「叱る」という行動は「何が大切かを伝える」ことでもあるはず。しつけの大事さを考えさせられた出来事でした。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:一瀬あい