【移籍】リーズが田中碧を狙う。プレミアリーグ昇格を逃し大粛清だが…

補強ポイントと合致。

イングランド・チャンピオンシップ(実質2部)のリーズ・ユナイテッドFCが2024-25シーズンに向けた今夏の移籍マーケットで、ドイツ・ブンデスリーガ2部フォルトゥナ・デュッセルドルフに所属するサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)MF田中碧(Ao TANAKA)の獲得を計画しているという。

リーズは3位でフィニッシュ。昇格プレーオフに回り、決勝で4位サウサンプトンFCに敗れて、チャンピオンシップ残留が決定した。イギリスの複数メディアは、積極的な投資を続けたリーズは、1億ポンド(約199億円)の大粛清が求められるという。

未払いの移籍金7360万ポンド(約142億円)もあり、まず主力選手の放出が余儀なくされる。そうしたなか、『フットボール・リーグ・ワールド』は日本の報道を一部引用し、リーズが25歳のミッドフィルダーである田中の獲得を検討しているとレポートした。リーグ30試合・7得点・4アシストを記録している攻撃力とラインブレイクもできるセンターハーフは、リーズの補強ポイントに合致しているということだ。

田中はデュッセルドルフとあと1年、2025年6月まで契約を結んでいる。これまでも移籍の話は常に出ていて、クラブも選手の”出世”は歓迎するスタンスではある。移籍金を得るのであれば、この夏が一つタイミングになる。

デュッセルドルフもまたリーグ3位でフィニッシュし、浅野拓磨の所属していたブンデス1部VfLボーフムとの昇降格プレーオフに回った。しかし3-0で先勝しながら、第2戦を0-3で落とし、PK戦の末に1部復帰を逃した。

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リーズ、デュッセルドルフともにトップリーグ昇格を逃したなか、年齢的にもピークに達していく田中は、一体何を優先するのか。川崎フロンターレから移籍する際、初の海外挑戦で日本人も多く住んでいるという“環境面”も考慮してデュッセルドルフを選んだが、よりサッカー面へのこだわりを持って道を切り拓けるか。ブンデスリーガ1部のクラブも、獲得を検討していると噂される。

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