【防水スプレー】吸い込むと呼吸困難の恐れ! セメダインの注意喚起に「そういうことだったのか」

スプレーのイメージ画像(Getty Images)

梅雨のシーズンになると多用しがちな防水スプレーですが、思わぬ落とし穴があります。
接着剤大手・セメダイン( @cemedinecoltd )が5月下旬、X(旧Twitter)の公式アカウントで防水スプレーの使用法に関して注意を呼びかけて注目を集めています。

「大雨なので防水スプレー使おうとしているみなさま~!」の呼びかけと共に、スニーカーに防水スプレーを構える写真を投稿。

その上で「必ず風通しの良い【屋外】での作業をお願いいたします…!!!」と訴えました。

吸い込むと「呼吸困難を引き起こす恐れ」があると警告。「誤った使用を防ぐためにわざと独特なニオイにしている」と続けています。

この投稿には6月7日時点で9400件の「いいね」が寄せられるなど、大きな注目を集めています。

「めっちゃ息しづらくなったのはそう言うことだったのか...」リプライ欄では経験者の声も

この投稿を受けてSNS上では、実際に屋内で防水スプレーを使用して息苦しくなったという体験談や、屋外であっても近隣住民やペットのいるご家庭に配慮を促す声も多く寄せられていました。

💬「雨降ってたので玄関でスプレー使ったらめっちゃ息しづらくなったのはそういうことだったのか...」

💬「あっぶね。 普通に部屋でスプレーしてたわ……」

💬「屋外でも人や鳥などの生き物がいる近く、家屋のそばではやらないほうがええで」

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過去には車庫内でスキーウェアに防水スプレーを使用して息苦しくなったという事故も起きています
セメダイン公式アカウント によると、こうした事故が原因でスプレーに独特のニオイをつけることが義務付けられているそうです。
梅雨の時期に限らず、防水スプレーを使用するときは注意が必要ですね。

日本エアゾール協会が推奨する防水スプレーの「正しい使い方」は?

一般社団法人日本エアゾール協会 も、公式サイトで防水スプレーの危険性や正しい使い方について詳しく解説しています。

同協会では、スプレーの細かい粒子を吸い込み、撥水性の樹脂が肺に付着することで、健康被害の恐れがあると指摘。

具体的には「咳が出る、気分が悪くなる・吐き気、呼吸困難、息苦しくなる」などの症状が出るそうです。

「正しい使い方」として7つのポイントを列挙しています。

・必ずマスクを着用して屋外で使用する ・屋外で風上から風下に向かって使用する ・顔の近くでスプレーしない ・一度に大量に使用しない ・身に着けたまま使うなど、顔の近くでスプレーしない ・子供やペットの側で使用しない ・火気の近くで使用しない

また、東京都でも防水スプレーの正しい使い方をまとめたリーフレット を公開しています。

雨が多くなる梅雨の時期はもちろん、野外フェスやキャンプなど夏のレジャーでも大いに活躍する防水スプレー。使用法に注意して、雨の日も安全に楽しみたいですね!

東京都が配布しているリーフレット(公式サイトより) / Via metro.tokyo.lg.jp

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