田村淳、パックンから聞いた日米での政治問題への捉え方の違いに驚愕!

8日放送の『田村淳のNewsCLUB』(文化放送)で、お笑いコンビ・ロンドンブーツ1号2号の田村淳が、パックンマックンのパトリック・ハーランに、政治問題に対する日米の認識の違いについて聞く場面があった。

番組の「今週の気になるニュース」のコーナでゲスト出演したパックンは、先週ニュースにはなっていたものの、番組が深堀りすることのなかった、ドナルド・トランプ前米大統領が「不倫口止め料」の支払いを巡っての裁判について触れた。

この件に関してはトランプ前大統領が、業務記録に虚偽記載をしたとして、ニューヨーク州地裁の陪審団は5月30日、34件の罪状すべてについて有罪とする評決を下した。

しかし、この番組では大きく取り上げなかったということでパックンは「誰も引っかからないですか? 通常運転ですかこれ?」とコメント。しかし、淳は「なんか、あの人が有罪になっても支持者は、『いやそんなことない!』ってより固まるだけなのかなと。初めてでしょ大統領経験者が(有罪なの)でも、あの人だったら薄れちゃって。なんかやりそうだし、犯罪者っぽいじゃんみたいな(笑)」と大きな影響はないのではと返した。

事実、トランプ前大統領を共和党が支持する姿勢は変わっていないということでパックンは「(トランプは)そのまま出続けるし共和党は固まってるですよ、支持表明もしてるので。すごくないですか? 日本で数十万円報告していないだけで、爆発的な反発が起きるのに」と、日本のいわゆる「政治資金パーティー収入の裏金問題」とはかなり温度差あることについて言及し、「なんでアメリカそれで平気なのか、不思議に思いませんか…? 僕も思います」と疑問を語ったのだった。

日米での政治問題の扱いの違いに関し、淳は「なんで(笑)、日本では温度差があるの? アメリカだと(有罪判決の件は)すごい報じられてるの?」と質問した。パックンによると確かに報じられてはいるようだが、民主党と共和党の二大政党制であることが、トランプ前大統領の問題に関しての認識の違いを起こしているようだ。

パックンは「風化も早いです、もう折込済みって感じで。共和党は、あれは“でっち上げの裁判”だと思ってるんですよ」と話し、「日本の政治環境とアメリカの政治環境で大きく何が違うのかというと、ファクトを共有しているのが日本、ファクト‥事実を共有していないのがアメリカなんです。全く同じニュースなのに政党によってファクトが異なる」と断言したのだった。

さらにパックンは「反対の政党に(ファクトを)話すと、聞き入れてもらえないんですよ」とコメント。淳は「『なに言ってんだよ!』って言われるんだ?『陰謀論じゃないか!』って?(笑)」と返し、苦笑したのだった。

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