道中で”タケノコありそう”夫残し女性と友人男性で山林入り『行方不明』に… 警察ヘリ出動し無事救助ー「山菜採り遭難」約8割が高齢者”道迷い”原因が大半 北海道共和町

男女を捜索した北海道警岩内署

北海道共和町の山林で6月8日、タケノコ採りに入った男女が一時行方不明となり、同日中にヘリコプターで救助されました。一時行方不明となったのは、岩内町に住む60代の女性と70代の男性です。6月8日午後3時ごろ、共和町小沢の山林で「2人がタケノコ採りをしている内に迷ってしまった」などと警察に通報がありました。遭難前、女性と夫、さらに友人の男性の計3人で車に乗って移動していました。その道中、8日午前10時30分ごろに目的地ではない山林に差し掛かったところで停車。付近にタケノコがありそうだとして、女性の夫を残して2人が山林へ入り行方が分からなくなったということです。女性から連絡を受けた夫が警察へ通報し、8日午後4時30分ごろに捜索中の北海道警のヘリコプターが2人を発見し救助しました。2人にけがはありません。8日には蘭越町でもタケノコを採りに山林に入った男性(70代)が一時行方不明になるなど、5月・6月には山菜採りでの遭難事案が相次いでいます。北海道警によりますと例年、山菜採りでの遭難の約8割が道に迷ったことが原因で、遭難者の約8割が65歳以上の高齢者だということです。警察が注意を呼び掛けています。

© 北海道文化放送株式会社