サンシャインシティと連携 読まなくなった絵本を回収→新たな読者へ ボックスへ持ち込むとクーポン配布も 花園アウトレットでイベント 「子どもの視点で環境問題やリサイクル考えて」

施設内の回収ボックスで絵本のリサイクルを呼びかける清水浩貴副支配人

 埼玉県深谷市のふかや花園プレミアム・アウトレット(三菱地所・サイモン運営)はサンシャインシティ(東京都豊島区)と連携して不要な絵本を回収してリユースする「絵本の森」活動を展開している。家庭で読まなくなった絵本を所内の回収ボックスに持ち込むと、同アウトレットで使えるクーポンシートやサンシャインシティの店舗や水族館、展望台などで使えるクーポン付チラシがもらえる。16日まで。

 絵本の森活動は2021年からサンシャインシティが定期的に行っており、これまでに約3200冊を回収。集まった絵本は家族向けのイベントなどで子どもたちに無料で提供している。同社の担当者と同アウトレット副支配人、清水浩貴さんの交流をきっかけに今回、アウトレットでの出張イベントが実現。9日と15日には、回収した本を新たな読者へつなぐ絵本のプレゼント会を同所で実施する。

 清水副支配人は「読まなくなった絵本を再利用し、新たな子供たちに届けることで、地域社会にも貢献できる取り組みと考えています。子どもの視点で環境問題やリサイクルについて考えてもらえればうれしい」と話している。

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