西武が育成ルーキーの奥村光一と支配下契約「起爆剤になれるように頑張りたい」 50M5秒8の俊足外野手

1月の新人合同自主トレでベースランニングをする西武・奥村

西武は9日、育成の奥村光一外野手(24)と支配下選手契約を結んだと発表した。背番号は75。

会見では「今のライオンズの起爆剤になれるように、精いっぱい頑張りたい」と意気込んだ。渡辺GMは「あまりウチにはいないタイプ。すごくがつがつしている。アグレッシブなタイプ」と期待した。

静岡県出身の奥村は右打ちの外野手。東海大静岡翔洋高、東海大を経て、昨秋の入団テストに合格し、独立リーグ・群馬から育成6位で入団。50メートル5秒8の俊足が持ち味で、イースタン・リーグでは18試合に出場し、打率2割1分9厘ながら6盗塁し、三塁打を2本放った。気迫あふれるプレーも魅力で、首脳陣からは「思い切りがいい」と高評価を得ていた。

サッカーや野球のゲームも得意で、昨年2月には群馬県内で開かれたeスポーツの大会のサッカーゲームで優勝した腕前を持つ。入団時には「パワプロでオールAを目指したいけど、今はまだF…なんならGぐらいのスタート。パワプロの数値を上げられるように頑張ります」と意気込んでいた男が、サクセスストーリーを描いていく。

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