サウスゲート監督「計算されたリスク」、約4カ月離脱のルーク・ショー招集の理由を明らかに「賭けてもいいと思った」

写真:2月18日のルートン・タウン戦で負傷したルーク・ショー

イングランド代表のギャレス・サウスゲート監督が、約4カ月戦列の離れているルーク・ショーを、UEFA EURO 2024(ユーロ2024)本大会の最終メンバーに選出した理由を説明した。イギリス『Mirror』が伝えている。

マンチェスター・ユナイテッドに所属するルーク・ショーは、2月18日に行われたプレミアリーグ第25節ルートン・タウン戦で、筋肉系の負傷を負い戦線離脱している。今シーズンは負傷に苦しみ、公式戦15試合の出場にとどまった。

同じく左SBを務めるチェルシーに所属のベン・チルウェルも、負傷に悩まされたシーズンを送り、33人の予備登録メンバーから漏れた。しかし約4カ月の間、試合から遠ざかっているものの、本大会の最終メンバー26人に選出されたルーク・ショー。サウスゲート監督は「計算されたリスク」と語り、ルーク・ショーを招集した理由を以下のように語った。

「彼はここ数週間で本当に良く回復している。現時点では、グループリーグ第2戦に出場できる見込みと考えているが、状況を注視し続けなければならない。彼はかなりの量のトレーニングに励んできた。だから、一度賭けてもいいと思った。我々は報われると信じることのできる理由を持っている。そして(左SBの)ポジション的に、彼がもたらしてくれる経験や、左利きでボールを前進できる能力を求めていた」

ルーク・ショーはグループリーグ第2戦のデンマーク代表戦での復帰が予想されている。第1戦のセルビア代表戦では、国際親善試合のボスニア・ヘルツェゴビナ代表戦、アイスランド代表戦と同様にキーラン・トリッピアーが先発の座を掴むようだ。

ルーク・ショーはユーロ2024に向けて「僕にとって重要なことは、コンディションを取り戻し、イングランドがユーロで優勝できるように全力を注ぐことだ」と抱負を語っている。

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