今季チェルシーで大躍進のパーマー、元イングランド代表OBがパーマーの代表スタメン入りを議論

写真:今季チェルシー大車輪の活躍を見せたパーマー©Getty Images

元イングランド代表のピーター・クラウチ氏、リオ・ファーディナンド氏、オーウェン・ハーグリーブス氏の3人が、今季チェルシーで大きな飛躍を遂げたコール・パーマーのイングランド代表スタメン入りについて議論を交わした。イギリス『TNT Sports』が伝えている。

昨夏マンチェスター・シティからチェルシーへ移籍を果たしたパーマーは、プレミアリーグの公式戦34試合で22ゴール11アシストを記録し、最優秀若手選手賞を受賞した。今夏ドイツで開催されるUEFA EURO 2024のイングランド代表に選出されている。

元イングランド代表のクラウチ氏は「絶好調の選手を先発させるべきと言うのは簡単だが、チームのスタイルに合うかも大切だ。イングランドには、たくさんの素晴らしい選手がいるし、スタメン入りするかどうかはわからない」と語っており、今シーズンの活躍を評価しながらも、スタメン入りについては確信を持てていないようだ。

またリオ・ファーディナンド氏は、パーマーがスタメンの座を惜しくも逃すと考えており、その理由にブカヨ・サカとフィル・フォーデンの存在を挙げている。

「コール(パーマー)にとって残留なのは、同じくポジションに彼よりも少し長く(代表で)プレーしている選手がいることだ。彼らは今も活躍しており、大きなタイトルを争っているチームで、コールと同等かそれ以上の活躍をしている」

「この2人の選手は、彼がライバルと呼ぶ選手であり、最も安定したパフォーマンスを見せている。しかし、コールがプレーしたとしても驚きはないし、彼ならできると何度も言ってきた」

前者2人に対してハーグリーブス氏は、パーマーの先発メンバー入りに大きなチャンスがあると考えており、以下のように見解を示している。

「サッカーはコンディションと勢いがすべてだと思うが、パーマーは絶対的な勢いを持っていると思う。彼は飛躍した存在で、チェルシーでは常に期待をかけられていた。彼にボールを渡せば何かを生み出してくれると思われており、たいていの場合でそれを実現していた」

3日に開催された、国際親善試合ボスニア・ヘルツェゴビナ代表戦でイングランド代表初ゴールを決めたパーマー。自身初となる国際大会でどのような活躍を見せてくれるのか注目だ。

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