「水前寺清子さんの歌の心境」佐野慈紀氏が右腕切断後の経過報告「3歩進んで2歩下がる」

佐野慈紀氏

近鉄、中日などで投手として活躍した佐野慈紀氏(56)が9日に自身の公式「ピッカリブログ」を更新。右腕切断の手術から約1か月が経過し、現在の体調面や心境などについて報告した。

佐野氏は感染症が進行したため、56歳の誕生日だった4月30日に右腕の切断手術を受けることを発表。5月1日に手術を行っていた。

この日はブログに「意欲的に」とタイトルを付け、「この所好調です。朝の目覚めも良く穏やかに過ごせてるかな。そうなるとリハビリにも力が入ります。一歩ずつ進んでいるのがうれしい。何よりメンタルの落ち着きがいいね。数値も今は安定している」と冒頭につづった。

ただ、「糖尿病による合併症の怖さを痛感しているが再発のリスクもあるので正直不安は拭えない」と苦しい胸の内を吐露しているが、それでも「でも日々心の安定があれば割とポジティブにいられる」と前に向く。

その上で「最初は出来ない事にかなりイラついた。今は水前寺清子さんの歌の心境やね笑 1日一歩、3日で三歩、3歩進んで2歩下がる」と、その心境を明かした。

ブログの読者に対しては「さて、MLBにプロ野球。盛り上がってきてるよね。皆さんの笑顔が見れて野球人としてうれしい。勝った負けたはあるけど やっぱり野球は楽しいもの。それはずっと変わらない。さぁ、今日も1日頑張ろ!」とし「糖尿病は恐ろしい 健康第一 みんなかがや毛~!」と呼びかけた。

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