毛色が変わる⁉模様が消える!?子犬の成長びっくりビフォーアフター

子犬から成長する過程で、毛色や体型などの見た目が驚くほど変わった犬たちをご紹介。今回は、毛色の変化に注目してみました。ヤマザキ動物看護大学准教授の福山貴昭先生のなるほど解説とともにお届けします。

“子熊”カラーから“キツネ”カラーに!

東京都 M.S.さん SARAちゃん(メス・5才/3.2㎏/チワワ/犬見知り)
「黒×茶系の小熊のぬいぐるみのような毛色が、1才になったころには、黒い毛が少なくなり白×茶系へ。キツネのようになり、別犬です」

Before

子犬時代のSARAちゃん

After

1才からは“キツネ”カラーに

チワワの毛色は成長期に激変しやすいです

「チワワは、子犬から成犬になる過程で毛色が変化しやすいことで知られ、とくにSARAちゃんのカラーのように毛先のみが黒色の犬は劇的な変化をする傾向が。理由は解明されていませんが、カラーバリエーションが豊富な犬種に起こりがちです」(福山先生)

しっぽ&お尻だけが黒から白へ!

富山県 M.S.さん コハクくん(オス・1才/6.8㎏/ポメラニアン/人なつっこい)
「わきに少し白い毛はあったものの、生後6カ月まではほぼ全身が真っ黒だったコハク。なぜかしっぽとお尻だけが白くなってきました」

Before

全身真っ黒

After

しっぽとお尻が白っぽく変化

老化や遺伝などで黒毛が白毛に

「黒毛が白毛になる理由はいくつかあり、シニア犬であれば老化による退色で、人でいう白髪と同じ。子犬や成犬であれば遺伝的な理由であることもあります」(福山先生)

おなかに水玉模様が!

神奈川県 K.S.さん おもちちゃん(メス・3才/9.5㎏/フレンチ・ブルドッグ/明るくておてんば)
「真っ白だったおなかに、1才ごろから黒の水玉模様が。母親犬と同じなので、家族の〝証し〞だと思っています」

Before

おなかは真っ白

After

おなかに水玉模様が

フレンチ・ ブルドッグは皮膚の模様が増えることが

「おもちちゃんのような、ベースの白に黒や茶色の模様が入る毛色を「パイド」といいます。パイドの犬は、成長とともに皮膚の模様が増えていきがち。おなかは毛が薄いためとくに目立つでしょう」(福山先生)

いかがでしたか? 見た目の変化で愛犬の成長を感じられるのも、楽しいですね。

お話を伺った先生/ヤマザキ動物看護大学准教授 福山貴昭先生
参考/「いぬのきもち」2024年4月号『うちのコBefore→After』
写真提供/飼い主の皆さま
文/いぬのきもち編集室

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