蓮舫氏が街頭演説〝批判ばかり〟批判に「提案じゃないでしょうか」

街頭演説を行った蓮舫氏

立憲民主党の蓮舫参院議員が9日、都内で街頭演説を行った。蓮舫氏は東京都知事選(20日告示、7月7日投開票)に立候補を表明している。

蓮舫氏は開口一番、「『蓮舫は批判ばかり』と批判されている蓮舫です」と自己紹介。「本当にそうでしょうか。国会議員の役割は行政監視じゃないでしょうか。皆さんが納めた税金が正しく使われているか。この1点だけで20年間、仕事をしてきました」と続けた。

一例として新国立競技場のケースを紹介。新国立は現在の建物になる前に別の建築家の案があった。「屋根が付く予定だった。もっと予算が膨らむ予定になったから、『それはおかしい』『立ち止まった方がいい』『レガシーにならない』と(当時首相だった)安倍さんに何度も言って、安倍総理は見直しを判断しました。これが批判ですか、提案じゃないでしょうか」

都政の課題にも言及。昨日、明治神宮外苑に視察に行ったと明かし、外苑再開発について考えを述べた。「神宮に100年かけて育てた森をなんで切らないといけないのか。選挙が終わった後にひっそり動かすのではなく、選挙の争点として事業者に再計画をまず出させることから始めたい」と訴えた。

また、東京五輪・パラリンピックの選手村をファミリー向けマンションに改修した晴海フラッグについても視察を行うと表明。晴海フラッグでは投資目的の法人所有が行われていることを問題視する声が上がっている。「真逆の政策やっているなら何らかの形で見直しが必要」とした。

最後に、「まだ相手(小池百合子都知事)は声を上げていないが、なぜか自民党が支援すると決めています。裏金議員を生んだ自民党が支援する人に絶対に負けたくない」と蓮舫氏は意気込んだ。

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