井浦新がユーモアを交えて物語の見どころを紹介。いよいよ最終章の「アンメット」第9話は衝撃の展開へ!

フジテレビ系では明日6月10日に、連続ドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」(月曜午後10:00=関西テレビ制作)の第9話の放送に向けて、関東医大病院の脳外科教授でミヤビの主治医・大迫紘一を演じる井浦新がコメントした。

杉咲花が主人公で記憶障害の脳外科医・川内ミヤビ役を務める「アンメット ある脳外科医の日記」は、原作・子鹿ゆずる氏&漫画・大槻閑人氏による「アンメット-ある脳外科医の日記-」(講談社「モーニング」連載)を実写化。1年半前に不慮の事故で脳を損傷し、重い後遺症を抱える脳外科医のミヤビが再生していく姿を描く医療ヒューマンドラマだ。

過去2年間の記憶がなく、さらに今日のことも明日にはすべて忘れてしまう丘陵セントラル病院で働くミヤビは、寝て翌朝起きたらすべてがリセットされている。そんな中、医療行為が一切できず、医師であることを諦めかけたミヤビの前に、変わり者の脳外科医・三瓶友治(若葉竜也)が現れる。空気を読まず、強引でマイペースな彼の言動によって、ミヤビはもう一度、脳外科医としての道を歩むことになった。

今作で、善人か悪人か予測不能の難しい役どころに挑んでいる井浦は、複雑で多面的な人物表現に視聴者から賞賛の声が上がっていることに「そうなんですか!? ありがとうございます。磨きます」と驚きつつ、「ストーリーや登場人物だけでなく、撮影部や照明部や技術スタッフの皆さんの仕事をしっかりキャッチしてくださる、とてもうれしい感想をたくさんいただきます。撮影現場では、芝居時間の何倍もの時間をかけて、各部署のセッティングが行われています。アンメットの現場では普通の現場より時間をかけています。各部署の普通じゃないこだわりの仕事が、画に、作品に力を与えてると思います。『他の作品と何かが違うんだよなぁ』という問いかけに、僕が座組や現場で行われていることを伝えると、みんな納得してくれます(笑)。まさに、猛者が集う『アンメット』」と撮影の舞台裏を明かす。

また、作中の好きなシーンを挙げ、「三瓶先生が、論理的な理屈を述べて、おいしくもないのに飲んだり食べたりする時のせりふの温度感が妙にクセになって、いまだに頭の中で鳴り響いてます。若葉くん、助けてください」と、ちゃめっ気を出しながら、若葉へ懇願。

さらに、撮影で驚いたこととして、「ミヤビくんの食べっぷりは、画面で観るとモグモグよく食べてキュートだなぁと思いますが、撮影現場では爆食を6~7回撮影しますから、壮絶です。実家でのご飯のシーン(第4話)と誕生日ケーキのシーン(第8話)は凄まじかった..。杉咲さんのまさに体を張った芝居に脱帽します」と食事のシーンで、杉咲の食べっぷりに驚いていたことを明かす。

加えて、撮影時のリラックス方法を問われると、「撮影現場に行くことです。撮影が始まると、緊張したり魂が擦り減ったり疲弊しますが、また現場に行くと、元気になって楽しく過ごして、でも撮影が始まると緊張したり魂が擦り減ったり疲弊しますが、また現場に行くと元気に…」と大変ながらも現場が活力になっていることを面白おかしく話す。

そして、第9話や今後の展開については、「第9話を観る前に、もう一度1話から観ると、とってもとってもアレなので、ぜひ復習してみてください。そうしておくと、第9話がより深くアレで、きっとアレだろうと思います。どうぞお楽しみください」とユーモアを交えて語った。

6月10日放送の第9話では、ミヤビが、ある人物に会った瞬間に、得体の知れない恐怖を感じるシーンが描かれる。また、三瓶がもっとも知りたかったミヤビの記憶障害の本当の原因へと近づいていく。それは、ミヤビが事故に遭って以来、大迫がひた隠しにしてきた秘密で、三瓶をけん制してきた理由でもあった。

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