【西武】3度目7連敗で借金21 7回途中3失点の渡辺勇太朗「7回が全てです」

粘投も実らなかった西武・渡辺勇太朗

西武は9日の阪神戦(甲子園)に0―3の零封負けで今季3度目の7連敗。交流戦はこれで3勝9敗となり借金は最大「21」となった。

先発した渡辺勇太朗投手(22)は6回まで再三走者を背負いながら、粘りの投球でゼロを並べていた。しかし、7回二死二、三塁のピンチで1番・中野拓に前進守備のセンター頭上を越える2点適時三塁打、さらに前川の右前打で3点を献上しこれが結果的に致命傷となった。

打線は8回一死まで阪神先発・才木の前に無安打無得点。代打・山野辺の三塁打でこれを阻止するのが精いっぱいだった。

7回途中8安打3失点で初黒星を喫した渡辺は「チームの流れを変えたくて、完封するつもりで試合に臨み、今日は絶対に先制点は与えないと強く思いを持ってマウンドに上がりました。1回から6回までは粘り強く投げることができましたが、7回2アウトを取った後の中野選手に対して、低く目にコントロールできず甘く入った球を打たれてしまいました。7回が全てです。悔しいです」と113球の粘投を振り返っていた。

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