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日本ハムは8日、敵地(神宮)で行われたヤクルト戦に3―6で完敗。再び貯金を「7」に戻し僅か1日で再び3位に転落した。
先発・金村は初回先頭から4者連続三振を奪うなど序盤三回まで一人の走者も出せない完璧な投球を見せた。だが、1点リードの四回に安打と四球で2死一、二塁の窮地を背負うと、5番・サンタナに痛恨の逆転3ランを浴び3失点。6回3安打3失点でマウンドを降りると、2番手・畔柳も連続四球をきっかけに七回1死一、二塁から松本に3ランを被弾しヤクルトに突き放された。
頼みの打線は三回1死から万波が左翼席へ今季7号ソロで先制したものの、その後は今季白星に見放されていた相手先発・サイスニードを打ち崩せず。八回に相手3番手・大西から3本の安打を絡め2点を奪ったものの反撃はここまでだった。
前夜の劇的勝利とは対照的な敗戦に新庄剛志監督(52)は「やっぱ一発って試合の流れを変えますね」と試合後、渋い表情を見せた。ただ、本塁打よりも悔しかったのはやはり四球から投手が自滅したこと。特に2番手・畔柳はマウンドに上がった直後からいきなり2者連続四球を与えただけに指揮官は「うちのピッチャー、一発は(打たれても)いいんですけど、その前のいつも言うフォアボール。そこなんですよ。七回の3点は嫌な点の取られ方で。で、2点うちも取って(反撃して)ね。まあでも(畔柳は)反省しているでしょう」。改めて畔柳に猛省を促した。
それでも気持ちの切り替えは人一倍早い指揮官のこと。視線は瞬時に翌日の試合に向く。
「まあでも(ヤクルトと)1勝1敗。また明日(ファンは)楽しみに球場に来てくれると思うので。こういう(点を)取って取られての試合を見せて、ウチが勝つという試合を見せます」(新庄監督)
次戦での雪辱を高らかに誓っていた。