【広島】支配下登録ホヤホヤの佐藤啓介 一軍初陣は無安打…新井監督「成長してもらいたい」

広島・佐藤啓介

先日7日に支配下選手登録されたばかりの広島・佐藤啓介内野手(23)が、ほろ苦いながらも9日のロッテ戦(マツダ)で一軍デビューを果たした。

この日に一軍合流し、即出場登録された。試合前練習では、新井貴浩監督(47)から「ついていく先輩は、間違いないように」と珍アドバイスを送られ、試合前までまだ着用経験すらない「94番」の真新しいユニホームで出場するなど、とにかく〝初物づくし〟の一日となった。

試合は「8番・一塁」でスタメン出場。「選球眼とコンタクトの能力は向上してきた」と二軍で首位打者の打率3割5分7厘をマークしている期待のルーキーだったが、結果は3打席で快音は残せず、途中交代に。試合後は「なんとか一本出したいと思っていた。悔しい結果を反省して、次に打てるように」と、次なる目標となるプロ初安打に向け、力を込めていた。

23歳の若武者の初陣を見守った新井監督も「緊張したと思うけどね。一軍の舞台、投手を肌で感じたと思うので、それを経験して成長してもらいたい」と、今年の育成ドラフト2位ルーキーのさらなるレベルアップに太鼓判を押していた。

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