独ミュンヘン副市長、中国重慶を訪問 実務協力の深化で一致

独ミュンヘン副市長、中国重慶を訪問 実務協力の深化で一致

5月31日、地元企業とドイツ企業が共同で進める電動自転車プロジェクトの量産記念式典に出席したミュンヘン市のバウムガルトナー副市長(前列左から6人目)。(重慶=新華社配信)

 【新華社重慶6月9日】中国重慶市外事弁公室によると、ドイツ・ミュンヘン市のクレメンス・バウムガルトナー副市長がこのほど、代表団を率いて同市を訪問し、政府部門や地元企業と友好交流を行った。

 一行は重慶訪問中、電動自転車の量産開始を記念した式典に出席した。地元企業とドイツ企業が共同で進めるプロジェクトで、グリーン(環境配慮)・新エネルギー製品として欧州市場の開拓を図る。

独ミュンヘン副市長、中国重慶を訪問 実務協力の深化で一致

5月31日、中国で製造した電動自転車にまたがるミュンヘン市のバウムガルトナー副市長(右端)。(重慶=新華社配信)

 バウムガルトナー氏は、ミュンヘン市と中国は古くから良好な協力関係を築いてきたと指摘。ミュンヘンと重慶の産業構造は似ており、協力の可能性は大きいとした上で、経済・貿易や教育などで既に良好な協力関係にあることをうれしく思うと述べた。今後は両市の友好関係のさらなる深化に向け、重慶と協力して経済・貿易協力と人文(人と文化)交流を推進していく考えを示した。

 重慶市の張国智(ちょう・こくち)副市長は、産業構造が近い両市が今後、グリーン・低炭素、新エネルギー車(NEV)などの分野で協力を深めることを望むとし、大学や若者などの交流を積極的に図り、人々の心の通い合いを促進していくと語った。(記者/劉恩黎)

独ミュンヘン副市長、中国重慶を訪問 実務協力の深化で一致

5月31日、中国企業を訪問するミュンヘン市のバウムガルトナー副市長(左から2人目)。(重慶=新華社配信)

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