中国・キルギス・ウズベク鉄道「3カ国の共通の願い」 中国外交部

中国・キルギス・ウズベク鉄道「3カ国の共通の願い」 中国外交部

記者会見に臨む中国外交部の毛寧報道官。(資料写真、北京=新華社配信)

 【新華社北京6月7日】中国外交部の毛寧(もう・ねい)報道官は7日の記者会見で、中国、キルギス、ウズベキスタンが6日に北京で政府間協定を締結した鉄道プロジェクトについて、協力して発展したいという3カ国の共通の願いを示しているとし、中国は各方面と共に緊密に協力し、力を合わせ、地域の人々の共通利益にかなう発展の道、友情の道、幸福の道を一日も早く築き上げることを望んでいると表明した。

 毛氏は次のように述べた。ウズベキスタンが1996年、中国・キルギス・ウズベク鉄道の構想を初めて打ち出してから30年近くの間、3カ国は多くの協議と交渉を重ね、鉄道プロジェクトの進め方について深く十分に意思疎通してきた。プロジェクトの実行可能性調査は昨年5月にほぼ完了し、実施に向けた作業は加速した。3カ国は力を合わせて協力し、話し合いを急ぎ、わずか1年で、重要な問題を巡る意見の相違を減らし、共通認識を積み重ね、6日の政府間協定締結にこぎ着けた。

 この重要な段階的成果の実現は、3カ国の関連部門や専門家が多くの心血を注いだたまものであり、3カ国の指導者が自ら関心を寄せ、働きかけた結果でもある。

 中国・キルギス・ウズベク鉄道プロジェクトは、協力して発展したいという3カ国の共通の願いを示しており、3カ国、さらには中央アジア地域の経済・社会発展の力強い原動力になる。「一帯一路」構想の大きな意義を再び証明し、人類運命共同体構築の理念が中央アジアの人々の心に深く浸透していることを示した。

 中国は各方面と緊密に協力し、力を合わせ、地域の人々の共通利益にかなう発展の道、友情の道、幸福の道を一日も早く築き上げ、中国と中央アジアの協力を加速させることを望んでいる。

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