【カンボジア】カンポット港の第1期開発区域、供用を開始[運輸]

カンボジア南部カンポット州ボコールで開発されているカンポット国際港の第1期開発区域の供用が6日、正式に始まった。首都プノンペンの河川港プノンペン自治港(PPAP)、近接するカンボジア唯一の深海港シアヌークビル自治港(PAS)を補完する役割を果たす。クメール・タイムズ(電子版)が7日までに伝えた。

同港を開発するカンポット・ロジスティクス・アンド・ポートによると、第1期は開発費が1億4,000万米ドル(約220億円)。バース(接岸して荷役を行う施設)、倉庫エリア、検査・管理棟などを整備した。バースは長さ450メートル。倉庫エリアは広さ8,800平方メートルとなっている。

工事は、中国の建設大手である上海建工集団の上海建工集団、中国交通建設集団(CCCC)傘下の道路・鉄道建設大手である中国路橋工程(CRBC)が担当。2022年5月に着工していた。

ペイン・ポーニア公共事業・運輸相によると、第1期開発区域の貨物処理能力は1万トン(66TEU=20フィートコンテナ換算)。

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