元スーパー戦隊シリーズヒロイン逢沢りな33歳の挑戦「ここまで際どい写真は、過去になかったです」

逢沢りな

2008年にスーパー戦隊シリーズ『炎神戦隊ゴーオンジャー』(テレビ朝日系)で女優デビューを果たした逢沢りな。同年には第87回全国高等学校サッカー選手権大会の4代目応援マネージャーに就任し、2013年からは女性ファッション誌『MORE』の専属モデルとしても活躍。そして今年、12年ぶりに写真集を発売する。下着姿や〝手ブラ〟をはじめ、際どい写真も満載だという逢沢りなの「THE CHANGE」とはーー【第1回/全2回】

ーー12年ぶりとなる写真集『月刊 逢沢りな』(講談社)が、6月12日に発売されますね。

「今年33歳になるんですけど、まさか、この年で写真集のお話がくるなんてって、ビックリしました。」

ーーそんな今回の写真集のコンセプトは?

「映画『愛人/ラマン』(1992年)の世界観がモチーフでした。15歳のフランス人少女と32歳の中国人男性の愛人関係を描いています」

ーー映像が実に美しくて、2人のいっときの恋愛の燃え上がる様が印象的です。 撮影は、どこで行われたんですか。

「映画の舞台でもあるベトナムでした。歴史的な背景もあって、フランスっぽい雰囲気がありましたね。現地の人たちがとても優しかったし、ご飯が、ものすごくおいしかったです(笑)」

ーー一番おいしかったのは?

「やっぱり、フォー(麺料理)でしたね。食事の時間が楽しみで、しかたなかったです」

ーー 話を戻すと、下着姿とか、けっこう攻めているショットが目につきました。

「ここまで際どい写真は、過去になかったです。だから、今回はチャレンジ……というほどでもなかったんですけど(笑)」

一糸まとわぬ刺激的なショットも披露

ーー いわゆる〝手ブラ〟カットもありますね。

「他の方の写真で見かけることはあっても、いざ自分がやるとなると、手をどうしていいのか分からなくて。みんな、どう撮影に臨んでいるんでしょう」

ーーバスタブで一糸まとわぬ姿になる、刺激的なショットもありました。

「最初は恥ずかしかったですけど、一瞬だけでした。そこは、カメラマンのアンディ・チャオさんをとても信頼していたので」

ーー 大胆に肌を露出したショットが多いですが、撮影前に〝体作り〟は、したんですか。

「今年1月の撮影を前に、昨年11月頃に衣装合わせがあったんです。そのときに“ちょっと、お肉が付いたほうがいいかも”って言われました(笑)。ちょうど、お正月を挟んでいたので、お雑煮やすき焼き、しゃぶしゃぶなどを、たくさん口にして」

ーー 逢沢さんの場合、20代の一時期、離れていたグラビアに戻ってきた形ですね。

「若いときはとにかく恥ずかしかったんですが、最近、変わりました。16歳から、この仕事をさせてもらって、プライベートでの学生時代の思い出があまりないんです。だから、グラビアのお仕事は自分の青春そのもの。過去の写真を見るたびに“撮ってもらってよかったな”って思えるようになってきました」

ーー20代では、モデルとしても活動されていましたが、グラビアの仕事とは違うものですか。

「モデルのお仕事だとファッション、つまり衣装やメイクが中心になってきます。でも、グラビアではありのままの自分の表情や感情を撮ってもらえます。だから、私にとって原点と言えるかもしれません」

ーー そんな逢沢さんの今が詰まった写真集は、ファンならずとも期待大です。

ドラマ『おいハンサム‼2』では絶妙な存在感の役を熱演

その一方、女優としては、ドラマ『おいハンサム‼2』(フジテレビ系)に出演。

「ただ、ひたすら娘たちの幸せを願う、吉田鋼太郎さん演じる源太郎を中心とする伊藤家のドタバタを描いた、ホームドラマです」

ーーシーズン2からの出演になりますね。

「シーズン1を見ていましたが、家族の持つ温かさが感じられますし、笑いのツボも独特でした」

ーー では、出演のオファーを受けたときは……?

「とても嬉しかったです。台本を読むと、ただ面白いだけじゃなく、胸に刺さるセリフもあって、意外とメッセージ性が強いんだって思いましたね」

ーー 逢沢さんが演じる翔子は、伊藤家の三女・美香(武田玲奈)の彼氏で、漫画家であるユウジの追っかけという役です。

「ストーカーっぽいところがあって、美香をやきもきさせるんですが、鼻血を自由自在に出せるという変わった特技の持ち主でもあります(笑)。掴みどころがないキャラなんですけど、人に、そこまで害を与えるわけでもなく、絶妙な存在感です」

デビュー当時から変わらぬピュアさをまとった逢沢さん。彼女の今が詰まった写真集は、ファンならずとも期待大だ。

逢沢りな(あいざわ・りな)
1991年7月28日、東京都生まれ。O型。2008年、スーパー戦隊シリーズ『炎神戦隊ゴーオンジャー』(テレビ朝日系)で女優デビュー。以後、多くのドラマや映画に出演を果たす。同年には第87回全国高等学校サッカー選手権大会の4代目応援マネージャーに就任した。13年からは女性ファッション誌『MORE』の専属モデルとしても活躍。

© 株式会社双葉社