日鉄副会長、USスチール従業員から好意的反応 雇用・投資など説明

[東京 8日 ロイター] - 日本製鉄の広報は7日、森高弘副会長が同週に米国を訪問し、鉄鋼大手USスチールの従業員やコミュニティーリーダーと面談したと明らかにした。

日鉄のUSスチール買収計画を巡っては、規制当局の精査や政治的な反発、雇用喪失を懸念する全米鉄鋼労働組合(USW)の反対に直面しており、森副会長は5月20─26日にも訪米したばかり。

森副会長は今回の訪問でインディアナ州ゲーリー製鉄所とペンシルバニア州モンバレー製鉄所のUSスチール従業員と直接会い、雇用へのコミットメントや高炉設備への投資などについて説明した。

同社は森副会長の訪問に対する好意的かつ協力的な反応をうれしく思うとした上で、買収に関し自社の考えを関係者に直接伝えることに引き続き注力していくと述べた。

© ロイター