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今月になって、園芸店で「ランタナ」の苗が販売されていました。「ランタナ」って、手入れは簡単で、お花も次々開花させて素敵なのですが、鉢から出て野性化すると大変危険なんです。
ほとんど誰も通らない道の、井戸横の、空き家の、野性化した「ランタナ」が手を付けられない位、大きくなっているんです。本当に、不気味で怖いんですよ。6月の様子をご紹介しますね。
■こちらは、貞子が出てきそうな井戸の前の道を塞ぐ「ランタナ」です。
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ランタナは、中南米原産のクマツヅラ科の常緑小低木です。和名はシチヘンゲ(七変化)とも呼ばれたりもします。
ランタナは地下茎を通じて急速に増殖するように成長していくので、野性化すると危険な植物なのですー!アレロパシー効果もあって、自分達以外の他の植物を生えなくすることもできるんです。
■こちらの空き家は、お家がランタナで埋もれ、小道を塞いでいるんです。
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ランタナは、一般的に1~2m程度まで成長する常緑低木として知られていますが、越冬することで2m以上に成長することも珍しくありません。日当たりの良い場所を好み、光と水(特に雨水)があれば、自然のままでもどんどん成長します。特に野生種は茎に鋭い棘があり、その茎は柔軟で長く伸びるため、ツル植物のように他の構造物に引っ掛けて高さ6m(600cm)まで成長することがあります。
■鮮やかな色の花は、その色が次第に変化する様が美しいですよね。
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野性化してしまったランタナの株は、全体的に見ると、お花よりも葉や茎が目立つようになって、あまり美しくは見えないんです。
ランタナの開花時期は5月~10月と長いとされています。撮影時期は6月2週目で、こちらの場所のランタナは、狂い咲きしているかのように咲き乱れていますよ。
■実はランタナは、「世界の外来侵入種ワースト100」や、日本の環境省による「生態系被害防止外来種リスト」にもあげられている、生態系に被害を及ぼす植物なのです。
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こちらの野性化したランタナは、昨年の12月中頃でも開花していましたよ。開花時期が本当に長い植物なのですね。お花が開花している間は、果実も実らせているのを見ることができます。
貞子がいそうな、不気味な井戸にも、ランタナが飛び火するように自生していて、お花も咲かせていますよ。
■ランタナは外来種、棘があります。
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葉っぱはギザギザで触ると痛いし、茎にトゲがあります。
■実、種子、葉に有毒なランタニンが含まれています。
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球形のはずの果実は、楕円に近いものもありますね。お子様やペットが気をつけなくてはいけないのは、有毒成分があること。可愛くて美味しそうな果実の実や種にも毒がありますよ。今は緑色なのですが、ベリー系の美味しそうな濃い紫色の色になりますよ。
■花姿が好きな方は、ランタナの園芸品種の中から、安全なものを選ぶと良いですね。
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調べていくうちに分かったのですが、ランタナは有害な雑草として見られる事もありますが、園芸品種には、棘がない品種や、種子を生産しない品種、コンパクトに成長するものがあったりするそうです。
写真のランタナは、種を作らない品種です。花姿も素晴らしく美しいですよね。
■ますます大きくなっていく、空き家の「ランタナ」です。
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お近くに、ランタナが野性化していませんか?もし野性化していたとしたら、日光と雨水と空間さえあれば、こんなに大きくなることも考えられますよ。鳥が野性化した「ランタナ」の種をフンと共に遠くに運び、お家近くに、自生するかもしれません。
貞子が出てきそうな井戸傍の、野性化したランタナ。どこまで増殖していくんでしょうね。
こちらの情報が誰かの助けや喜びになりますように…
最後まで読んでくださりありがとうございます。
■ コツ・ポイント
・流通している、園芸品種の「ランタナ」の特性を確認してから育てると安心ですよね。ランタナは有毒植物ということを知ったうえで育てると、危険も回避できますね。
暮らしニスタ/ハッピー(小寺 洋子)さん