【知らないと恥ずかしいかも……】結婚式での今更聞けない服装マナー

コロナ渦が過ぎて、結婚式も再開してきました。

結婚式に呼んでもらえることは嬉しい一方、フォーマルな服装が求められるため、育児で忙しいママ・パパにとって、服を準備することが億劫になりますよね。

久々の結婚式ということもあり、何を着れば良いのか忘れてしまっている方も多いと思います。

そこで今回は、ママ・パパの結婚式の服装について紹介します。

①結婚式の種類と服装規定

結婚式に呼ばれた時、一番最初に気にしなくてはならない「服装」。

フォーマルな場なので、ある程度のドレスコードは求められます。

しかし、結婚式の種類によって、求められる服装の規定は大きく異なります。

まずは代表的な結婚式の種類と、そのドレスコードから見ていきましょう。

①教会式

最もフォーマルな結婚式が教会式です。

男性はモーニングコートまたはフロックコートといった、タキシードに近い正装が求められます。

女性はロングドレスやセミフォーマルなワンピースなどが一般的です。

露出の多いドレスは避けた方が無難でしょう。

女性は普段使いのカジュアルな靴は避け、フォーマルな印象のパンプスやストラップ付きシューズなどがおすすめです。

ハイヒールの高さにも注意が必要で、極端に高いものはNG。

男性は革靴を選びましょう。

②人前式

人前式はレストランや専門式場で行われることが多く、服装規定はやや緩くなります。

女性はワンピースでなくとも、セットアップでも構いません。

男性でもスーツでOKですし、ネクタイをしないノータイルックでもOK。

ただし、カジュアルすぎるのは避けましょう。

デニムやカーゴパンツ、スウェットなどは不適切で、シンプルな無地のジャケットスタイルが無難です。

③レストラン挙式

レストランなどで行われる結婚式は、最もカジュアルでOK。

ちょっとしたパーティースタイルのワンピースでも良いですね。

しかし、あまりにもラフすぎるTシャツ&ジーンズといった格好は冠婚葬祭の場として不適切です。

動きやすさを重視しつつ、ある程度の華やかさは意識しましょう。

このように結婚式のスタイルによって、求められるドレスコードは様々です。

案内状に記載されている式場のHPで雰囲気を確認してから、服を選びましょう。

② ママのおすすめフォーマル服

普段の生活では育児優先で「汚れても良い服」を選びがちでも、せっかくのおめでたい席では上品で華やかなスタイルを目指したいですよね。

次はおすすめのフォーマルウェアをご紹介します。

①ワンピース

結婚式の定番フォーマルウェアと言えば、ロングやミディ丈のワンピースです。

マタニティサイズもあり、体型を選ばず着こなせるのがメリットです。

素材を間違えなければ、デザインは華やかでもOK。

レースやビジューなどの装飾がついていれば、より結婚式映えするアイテムになります。

妊娠中の方は、ストレッチ素材のワンピースがおすすめ。

裾がフレアデザインだと、お腹を締め付けずにすみます。

②セットアップ

セットアップスタイルならデザイン&着心地の両立が可能。

無地でもしっかりとした素材のフォーマルなセットアップなら、結婚式に適しています。

デニムなどは避け、上品な印象を意識しましょう。

スカートよりもパンツスタイルを選ぶと、動きやすさも確保できます。

③ノースリーブにはジャケットを

既にお持ちのワンピースに袖が無い場合、ジャケットやカーディガンを重ねましょう。

カジュアルなワンピースでも、ジャケットを合わせればフォーマル感が出ます。

ただし、ジャケット合わせでも、極端にカジュアルすぎるタイプのワンピース(デニム、綿素材など)は避けたいですね。

④小物で品格アップ

カジュアルなワンピースやセットアップを選んだとしても、小物次第でグレードアップが可能です。

フォーマル感のあるバッグ、パンプスを合わせれば、華やかな雰囲気に。

バッグは結婚式でよく見かけるパーティーバッグ、クラッチバッグがおすすめです。

靴はパンプスやアンクルストラップサンダルなどを合わせると、リッチな足元に。

アクセサリーを上手に取り入れるのも良いですね。

ドレスコードに沿った服装を選ぶことで、結婚式の雰囲気を壊さずにお洒落を楽しみましょう。

③ パパのおすすめフォーマル服

パパの服装は、比較的選びやすいかもしれません。

清潔でフォーマルなスーツを着れば大丈夫だからです。

しかし、そのフォーマルスタイルでも気をつけなくてはならない点があるので、おすすめのフォーマルウェアとともに注意点をご紹介します。

①スーツスタイル

パパのフォーマルスタイルの基本は、やはりスーツです。

色は黒かネイビーを選びましょう。

ストライプ柄はNGで、無地が鉄則。

シンプルなデザインが望ましいでしょう。

スーツのシルエットは別にこだわらなくてもOKですが、ゆとりのあるサイズ感は避けたいもの。

綺麗なシルエットを保てるよう、タイトなものがおすすめです。

②シャツ&ネクタイ

シャツは白無地が無難で、ネクタイはシンプルなストライプ柄や無地がおすすめ。

ただし、お葬式を連想させることもあるので黒のネクタイは避けましょう。

ポケットチーフを合わせれば、より華やかな雰囲気が演出できます。

シャツの着こなしでは、ボタンを適切に留め、ネクタイのノットの位置を調整するなど、きちんと感にこだわりましょう。

袖口はスーツの袖からひと回り出るくらいが良しとされています。

③靴&時計&ベルト

靴とベルトは、できれば同じ革素材を選ぶとコーディネートしやすくなります。

ブラックまたはブラウンの無地の革靴・ベルトがスタンダードですが、同じ革の素材を合わせると、コーディネートがより洗練された印象になります。

④ジャケパンスタイル

カジュアルで動きやすいパンツにジャケットを合わせるだけで、キリっとしたフォーマル感が出せます。

特にチノパンにジャケットを合わせると、リラックス感もあり着回しやすいでしょう。

ジャケットは無地がベター。

ラフすぎるデニムなどはNGです。

合わせる靴はスニーカーでなく、できれば革靴が望ましいですね。

レンタルも検討を

フォーマルウェアはママにもパパにも、一度着るだけで高額になりがち。

そこで気軽に利用できるのが、レンタルサービスです。

近年は様々な業者がレンタル事業を手掛けており、選択肢も広がってきました。

レンタルには低コストで、多様なアイテムがあり、クリーニングの手間が省けるというメリットがあります。

しかし、返却の手間や、借りたいアイテムは在庫切れというデメリットもあります。

このようにレンタルには一長一短がありますが、フォーマルウェアを着用する機会が少ないママやパパにとってはメリットの方が大きいかもしれません。

サービスを利用する際は、各社で違う注意点や制限事項をしっかり確認しましょう。

人気のアイテムは予約が取りにくいので、できるだけ早めに予約をするのが良いですね。

まとめ

華やかな結婚式は、「ママ・パパ」から解放される、非日常の空間です。 気に入ったお洋服で友人をお祝いしながら最高の一日を過ごしましょう。 文/綾部まと

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