漫画×街歩き×謎解きの新体験型エンタメ メトロ沿線の魅力を再発見!

東京メトロ沿線で、漫画のストーリーに沿って街を歩いて謎解きをする新たなエンターテインメントが展開されています。街歩きによって東京の魅力を再発見してもらい、観光促進につなげていく狙いです。

新たなエンタメは東京メトロを舞台としたオリジナル漫画の主人公になって、漫画の世界と現実世界をリンクさせながら街歩きを楽しむというものです。東京メトロ全9路線がキャラクター化された漫画を読み進めながら、さまざまな駅や施設を巡って謎解きをして、東京の魅力を再発見してもらおうと企画されたものです。東京メトロの24時間乗車券が付いたキットを購入し、さまざまな難問に挑戦しながらクリアを目指します。

東京メトロは、定期券を持っていない人の「プライベート需要」を取り込む狙いです。この10年で世界的にも市場が急拡大している電子コミックを導入することで、ゆくゆくは訪日外国人客の取り込みも図りたいとしています。

街を舞台とした謎解きを展開する「休日ハック」の田中和貴社長は「初めての試みなので1万キットの販売を目標にしている。まずは国内で人気のコンテンツという印象を付けたい。今回は国内限定のもの。将来的にはもちろん英語対応も考えている」と話します。また担当者は、謎解きを"普段訪れることのない街を歩くきっかけ”にしてもらい、東京観光の促進化につなげたいと話しています。

東京メトロ・新規事業企画担当の渡辺太朗課長は「従来のお客さんの動線だと、自分の行く駅というのはだいたい決まってきてしまうと思うが、ゲームによって知らなかった街に行き、新たな街の魅力に触れることができると考えている。そこで新たな観光都市としての東京の魅力に気付いてもらえれば」と話しています。

漫画とリアルを融合したこの謎解きイベント「メトロタイムゲート」は、8月31日までの期間限定で開催されています。

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