来月から産休に入るのですが、配るのは「ヨックモック」で大丈夫でしょうか? 以前「産休クッキー」が話題になっていたので心配です…

産休クッキーとは? なぜ炎上したの?

産休クッキーとは、妊婦や赤ちゃん、ベビーカーなどのかわいらしいイラストとともに、「ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いいたします」といったメッセージが印字されているクッキーです。出産前後に休みをとるため、職場や周りの人たちに感謝の気持ちを伝えられるものとして活用されています。

周りの人に感謝を伝えたいと思って選んだ産休クッキーが、ネットで炎上した主な理由は次の3つとされます。

__●不妊治療をしたり、婚活を頑張っていたりする人に配慮が欠けている
●赤ちゃんや妊婦のイラストが描かれているからなんとなく食べにくい
●休むのにわざわざ幸せアピールされている気分になる__

多くの人が働く職場では不妊治療や婚活を頑張っている人が一定数いる可能性があるため、あえて赤ちゃんが生まれることをアピールするのは控えた方がいいでしょう。また、もらう側の気持ちを考え、赤ちゃんのイラストが描かれているクッキーよりも、みんなが好きなヨックモックなどのお菓子を配ってくれた方がうれしいという意見もあるようです。

否定的な意見がある一方で、「クッキーがかわいいからもらえたらうれしい」「出産という大きな試練を乗り越えるんだからクッキーくらい自分の好きなものを配ってもいいのではないか」という肯定意見もあります。
いずれにしても周りの人たちへの配慮を一番に考えてお菓子を渡した方がいいでしょう。

産休前に配るお菓子はどんなものがいい? 予算は?

産休前に配るお菓子の選び方や予算について見ていきましょう。お菓子の選び方は次のような基準で選ぶのが無難です。

__●個包装になっているもの
●賞味期限が長いもの__

個包装になっていることで相手の好きなタイミングで食べられますし、不在の時でもデスクに置くことが可能です。またケーキやシュークリームなど賞味期限が短いものを選択してしまうと、長期休暇を取っている同僚などに渡せない可能性があります。日持ちするお菓子を選んでおくのがベターです。

さらに周りの人たちに喜んでもらえるお菓子を選ぶことも大切です。ヨックモックなどは定番だから避けた方がいいのではと思う人もいるかもしれませんが、定番だからこそ安心できると喜んでくれる可能性は高いでしょう。

産休用のクッキーの予算としては1個あたり80~150円が相場とされます。あまりに高額なお菓子だと周りの人たちは申し訳なく感じることがあります。高価さではなく、感謝の気持ちを伝えるのが目的なのですから、一般的な相場のお菓子のほうが周りの人たちも喜んでくれるでしょう。

周りの人に配慮して産休前のお菓子を選ぼう

今回は産休クッキーの炎上理由と、産休前に配るお菓子の選び方と予算について解説しました。産休前に渡すお菓子としては、予算が80~150円くらいで、「個包装になっている」「賞味期限が長いもの」を選択するのがベストです。周りの人に配慮しつつ、出産という大きなイベントを乗り越えましょう。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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