さらば名古屋? 中日ビシエドついに“出荷準備完了”で電撃トレード説が急浮上!

ビシエド(C)共同通信社

いよいよ、その時が来るか。

9日、楽天を3-1で下し、カード3連敗を免れた中日。その裏で物議を醸しているのが、ビシエド(35)の登録抹消だ。

試合後、立浪監督は「一塁や三塁など、ポジションがかぶる選手が多いから」と説明したものの、うのみには出来ない。11日からの日本ハム、ロッテとの6連戦はいずれもパ主催試合。DHが使えるのだから、ポジションが理由での二軍落ちは腑に落ちない。6日のソフトバンク戦で今季1号ソロを放ったが、もっか打率.209。成績を理由にした方が、まだいくらか納得できるが……。

中日OBは「つまり、ビシエドはもう使わない、という立浪監督の意思表明ではないか」と、こう続ける。

「昨季も5月に二軍落ちを命じた時は、報道陣に対して『自分は衰えていると気付かなくてはいけない』と辛辣にコメントをしていた。今季も二軍で3割をマークしていたが、開幕から一向に昇格させず、5月半ばに左足首のケガで登録抹消となった中田と入れ替わりで、ようやく一軍に上げたほど。立浪監督の中では、もはや『構想外』なのだろう」

とはいえ、年俸3億5000万円のビシエドを二軍で塩漬けにするのはカネの無駄。

そこで浮上してくるのが、トレードだ。

「バンテリンドームナゴヤは12球団の本拠地で、最も本塁打が出にくい球場。衰えは事実だが、他の球場ならそれなりに本塁打も出るはず。今季から日本人扱いになり、外国人枠を使わないのも獲得球団にとってはプラスです。3億5000万円の年俸はネックになるかもしれないが、すでにシーズンの3分の1以上は終えているので、全額を支払う必要はない。一塁守備にはそれなりに定評があり、パならDHも使える」(前出のOB)

名古屋を去る日も近いか……。

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3月に日刊ゲンダイに掲載した秦真司氏による短期集中連載コラム「キャンプ探訪2024」では、中日もピックアップ。立浪監督が秦氏に明かした「秘密兵器」として期待を寄せていた野手、「かなりいい」と太鼓判を押した投手とはーー。

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