父親を殴り死亡させた罪 被告は起訴内容認める-初公判で家族の複雑な背景も明らかに【新潟】

家族「執行猶予付き判決を」

2023年8月、小千谷市で父親を殴るなどして死亡させた罪に問われている男の裁判員裁判の初公判が開かれ、男は起訴内容を認めました。

起訴状によりますと、小千谷市岩沢の大渕良輔被告(37)は、父親の信行さん(当時58)の頭や胸を突っ張り棒で殴るなどして、多発ろっ骨骨折などの重傷を負わせ死亡させた罪に問われています。

初公判で大渕被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。検察は、冒頭陳述で「激しい暴力を加え、悪質で結果が重大」と指摘。一方、弁護側は信行さんによる家族への暴行や酒を飲んでのトラブルがあったとして「信行さんの兄弟姉妹が執行猶予付き判決を望んでいる」と主張しました。裁判は6月12日結審し、14日に判決が言い渡されます。

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