県内景況判断は4か月連続据え置き 徳島経済研究所は「一部に一服感がみられるが緩やかに回復ししている」【徳島】

徳島経済研究所によりますと、2024年4月の小売業では、新生活・新学期に関連する需要が増加しましたが、前年比で見ると、全体の売り上げは横ばいで推移しました。

また4月の旅行業は、国内旅行・海外旅行ともに、取扱高はコロナ禍前を上回って推移しています。

宿泊業でも、4月はインバウンドや台湾チャーター便による団体の受け入れ、5月は大きな学会などによる利用が好調で、コロナ禍前の水準を維持しています。

一方で自動車販売は、一部メーカーの生産中止の影響で4月の登録台数は前年同時期より減少しています。

徳島経済研究所は県内景況について、「一部に一服感がみられるが、緩やかに回復している。そういった中で、賃上げの動向と、生活に直結する値上がりに注視する必要がある」などとして、判断を4か月連続で据え置いています。

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