韓国軍が北朝鮮向け宣伝放送を6年ぶり再開、その内容は?=韓国ネット「あきれる」「幼稚だ」

9日、韓国・JTBCによると、北朝鮮の「汚物風船」への対抗措置として、韓国軍が拡声器による北朝鮮向け宣伝放送を6年ぶりに再開させた。

2024年6月9日、韓国・JTBCによると、北朝鮮の「汚物風船」への対抗措置として、韓国軍が拡声器による北朝鮮向け宣伝放送を6年ぶりに再開させた。北朝鮮向け宣伝放送は、北朝鮮が敏感に反応する心理戦の手段とされている。

9日の放送では、9・19軍事合意の効力停止決定の発表、繰り返される北朝鮮の弾道ミサイル打ち上げを日米韓の3カ国が糾弾する内容、サムスン電子のスマートフォンが世界38カ国で出荷量1位を記録したニュースなどが流された。また、合同参謀本部関係者は「BTSの楽曲『Dynamite』も紹介したと聞いている」と明かしたという。

同部は「北朝鮮向け宣伝放送を今後も実施するかどうかは、全面的に北朝鮮の行動にかかっている」と説明し、「今回の事態の全責任が北朝鮮にあることをはっきりと示し、汚物風船の散布という卑怯なやり方を直ちに中止するよう強く求める」と訴えたという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「宣伝放送をしても返ってくるのは汚物風船。幼稚なことはやめて、南北が共にうまく暮らせる工夫をするべきだ」「複数の政治家の頭から出てきたアイデアがBTSの歌をかけることだなんてあきれる」「拡声器放送の効果は銃弾を呼ぶことだけ。韓国国民の助けになることは一つもない」「現在戦争中の国を見たら、そんな対応できないはず。平和が最優先だよ。くだらない見えのために、国民を不安に陥れる政府に本当に腹が立つ」「北朝鮮のせいにするのは卑怯では?。韓国の団体が北朝鮮に向けてビラを散布したことがそもそもの原因でしょ?」など、否定的な声が寄せられている。(翻訳・編集/堂本)

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