読売テレビ、NNNドキュメント’24『釜ヶ崎の肖像 明日への3000枚』がギャラクシー賞 選奨を受賞 / Screens

読売テレビのNNNドキュメント’24『釜ヶ崎の肖像 明日への3000枚』(2024年2月25日放送)が、「ギャラクシー賞」の選奨を受賞した。「ギャラクシー賞」は、放送批評懇談会が、日本の放送文化の質的な向上を目的とし、優秀な番組・個人・団体を顕彰するもの。「時代性に優れ、ジャーナリスティックな感覚を持ちえていること、かつ作品として普遍的な力量を備えていること」が選考基準とされている。

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『釜ヶ崎の肖像 明日への3000枚』について

『釜ヶ崎の肖像』は、大阪市西成区「釜ヶ崎」にある小さな公園に、年越しとお盆に建つ「釜の写真館」が舞台となっている。日本の高度経済成長期を支えてきた労働者の街「釜ヶ崎」には、現在、高齢化の波が押し寄せている。そうした中、写真家の男性が10年以上にわたり、訪れる人々の肖像写真を撮り続けている。撮る者も撮られる者も、互いに素性は明かさない。人々は時に笑顔で踊り、時にカメラをにらみ据え、自らの「生きている証し」を刻むように写真に収まる。心のよりどころを求めて写真館に集う人たちの「生と死」を伝える内容となっている。

授賞の理由

今回の受賞の理由について、放送批評懇談会では「肖像写真から放たれる圧倒的な力と、それに負けない緻密な取材から、大阪・釜ヶ崎の町と、そこで生活する労働者たちのリアルに迫りました。人の温もりを伝える、愛あるドキュメンタリーです」と評価された。

NNNドキュメント’24『釜ヶ崎の肖像 明日への3000枚』
放送日:2024年2月25日(日本テレビ系列全国ネット放送)
ナレーション 豊川悦司
ディレクター 平村香月
プロデューサー 指宿文/吉川秀和
チーフプロデューサー 堀川雅子
撮影 花ノ木淳志
音声 西野真緒
編集 赤井修二
制作著作 読売テレビ

平村香月ディレクター

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