Titraの無人ヘリコプター「ALPiN」、最大200kg積載して完全自律飛行できる

2人乗りヘリコプターの制御機構とインターフェースを同社のオートパイロットシステムによって制御されるシステム固有のサーボアクチュエータに変更することで、無人化/自律化された。

与えられたタスクを完全自動で実行し、燃料を含めて200kgのペイロードを運ぶことができる。

ALPiNは、昼夜を問わず、海上でも陸上でも、過酷な気象条件にかかわらず、どんな任務にも対応する。ALPiNは、世界で最も能力が高く信頼性の高い戦術用回転翼UAVであり、厳しい戦術環境での用途のために設計され、情報、監視、目標探知、偵察(ISTAR)だけでなく、高いペイロード能力を提供する。

完全に自律的な離着陸が可能なALPiNは、すべてのミッションを、決められた地点まで飛行することで完了するように設計されたユニークなプラットフォームである。

高い積載能力、垂直離着陸能力、長時間滞空能力など、優れた無人プラットフォームとしての特徴を備えている。

一般的な特徴

「ホバリング」機能により空中でホバリングし、サーマルカメラや暗視カメラで24時間365日監視することで、目的の地点や目標を安定して観測することができる。

  • 完全自律飛行が可能
  • 長い耐久時間
  • 高いペイロード搭載能力
  • ターゲット追跡のための「ホバリング」と「ピルエット」機能
  • 複数のペイロード搭載の可能性
  • 様々なコンセプトでの使用可能性:偵察・監視任務、送電線制御、貨物輸送、地図作成、緊急基地局、災害地への対応、捜索救助活動、農業散布、無線・通信中継など
  • ユーザーのニーズに応じて拡張可能なオートパイロットモード
  • モードA/C/Sトランスポンダーシステム(オプション)
  • 通信(空対空/空対地)システム(オプション)
  • 戦術用軽車両による容易な輸送
  • リアルタイム画像/ビデオ伝送(オプション)
  • 統合カメラシステムによる自律目標追尾(オプション)
  • GNSSアンチジャムシステム統合(オプション)

用途

電気光学/赤外線(EO/IR)センサー、合成開口レーダー(SAR)、光探知距離(LIDAR)、信号諜報(SIGINT)、通信諜報(COMINT)、通信リレー、自動識別ペイロード能力システム(AIS)センサー、さまざまな吊り上げ方法による後方支援により、ヘリコプターは昼夜を問わずあらゆる環境で優位に立つことができる。

ALPiNは、空港や滑走路のない複雑な地形での任務に不可欠である。VTOLシステムであるため、準備された滑走路や支援用の発進・回収装置は必要ないという。

陸上・海上での偵察、捜索、救助活動。農業ミッションでの散布や土壌分析、気象学での天気予報、危険区域での科学的測定など、幅広い用途に使用する機会がある。

アクセスが困難な山岳地帯での後方支援。人工知能がサポートする画像処理機能により、自動ターゲット検出・識別アルゴリズムが開発されている。

軍事利用

  • ロジスティクスサポート
  • 光学監視
  • 海上レーダー監視
  • 捜索レスキュー
  • 近接航空支援

民事利用

  • 森林火災との闘い
  • 洋上ロジスティクス
  • 緊急医療ロジスティクス
  • 災害救援 オペレーション
  • 農業の実践

使用分野の一部

  • 地上作戦における砲兵部隊の目標共有支援
  • 軍事作戦における弾薬や食料など様々な有用な荷物の輸送
  • 高解像度カメラとジンバルシステムによる高高度での諜報活動、目標探知/監視/追跡支援
  • 自然災害時の偵察、観測、食料、応急処置、積載物の輸送など
  • 地図作成および画像処理用途
  • 農業用途
  • 気象学
  • 移動基地局

仕様

▶︎Titra

© 株式会社プロニュース